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共作で作った絵本『えんとつ町のプペル』を無償公開して炎上してしまった西野亮廣さんのビジネス書です。

その炎上の件で声優さんや漫画家さんからバッシングされていたので、正直僕は彼に対してあまり良いイメージがありませんでした

本書も知り合いから勧められなかったら読む事はなかったと思います。

ですが、読んでみると、現代のクリエイター界隈を生き抜くために必要な知識がぎっしり詰まっていて、これからのエンタメ界を知るために本書は必須になっていくと感じました

が嫌いな人もたくさんいると思いますが、本書『革命のファンファーレ』で彼のことを知ってみたらどうでしょうか?

意外な発見がたくさんあり、僕は西野亮廣さんに対するイメージが変わりました。本当に読んで良かったと思えるような一冊でした

『面白い作品』というだけでは見向きもされない

漫画を始め現代のクリエイター界隈で生き残るには、自分自身の宣伝力の向上が必須です

スマホの登場により、ソシャゲなど娯楽はいくらでも溢れている状態なので、それらに熱中している客をこちら奪い取らなければいけません。

今、クリエイターがやるべきことはSNSの運営

最近では『からかい上手の高木さん』の作者である山本さんのツイッターの運営方法がすごいです。

  • イラストを積極的にアップするというファンサービス 
  • 自分の作品以外のキャラのイラストもアップしてくれる 
  • # お題箱による、描いて欲しいキャラのリクエスト。
  • 「 おでこキャラ好き」という自分自身のキャラの演出

意識してやっているかどうかは不明ですが、素人が見てもツイッターの使い方が上手いということがわかります。

現に彼のイラストには何件もリツイートされているので、多くの人に拡散されています

また「おでこキャラ好き」というキャラが強ぎるので、ツイッターの垣根を超えて、まとめサイトなどでも何回も取り上げられています。

山本崇一朗さんはツイッターのおかげで、ネット民が誰でも知っているような超有名漫画家になったのです

そういえば『からかい上手の高木さん』のアニメ化が決定しました。彼の地道なSNS活動の成果だと思います。

山本崇一朗さんほかにも、週刊少年ジャンプの漫画『シューダン』の作者である横田卓馬さんもツイッターに力を入れています。

自分の作品に対しての感想を積極的に『いいね』を押してくれて、個人の何気ない投稿にも反応してくれます

僕もツイッター上で「SNSの使い方がうまい」と投稿したところ、いいねをいただきました。 普段読んでいる作品の作者から反応してもらえると、感想を書いて良かったと思え、ますます作品が好きになります

単にSNSを使いこなすだけではダメ。

それだけでは数年先のSNSが衰退した時代で、生き残れなくなります。

将来的に生き残るために必要な力は、もしSNSが無くなった時に、その代わりに出てきた新しい仕組みを瞬時に上手く使いこなす力。

つまり環境に瞬時に適用する能力です

今は作品の無料化は罪とは言えない時代

少し前に漫画『ワンピース』が1−60巻まで無料のキャンペーンを実施して話題になりましたね。

ワンピースは長寿漫画であるがゆえに、作品を手に取るのをためらう人が多かったはずです

そもそもメインターゲットである少年たちはお金がなく、ワンピースをすべて読めないのが現状です。

期間限定ではありますが、作品を無料化することによって巻数の垣根を取っ払ってしまい、ワンピースは新しいファンを獲得しました。読者も作者もwin-winです。

作品の無料化は新しいファンを開拓できる上にビジネス的に成功しているので、悪い行為ではないのです

無料アプリのおかげで漫画の読者は大幅に増えた

近年では『マンガワン』や『ジャンププラス』と言ったマンガアプリが漫画人口を上げています。

無料でどこでもマンガを読めることによって、待ち時間や通勤時間でマンガを読む人が急増しました

出版不況の影響で雑誌を買う人が少なくなっても、マンガを読む人は確実に増えています。 それも作品を無償化したおかげです

作品が買われるまでの過程も作り出す時代

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読者が作品を認知することから買われるまでの過程を作り出すのも現代のクリエイターの仕事です。

ツイッターから『からかい上手の高木さん』が買われるまでの過程をイメージして見ましょう。

  • ツイッターのタイムラインにて山本崇一朗さんのイラストを見る
  •  山本崇一朗さんのプロフィールをクリック。 
  • 『からかい上手の高木さん』という作品を認知 
  • イラストが自分好みであったためフォロー
  •  タイムラインに何度も『高木さん』が流れる 
  • 『高木さん』のことが気になり購入へ

ここまで詳しくイメージすると読者は、山本崇一朗さんのイラストに惚れている上に、ネットをよく利用していることが分かります

おそらくアマゾン経由で購入することになるでしょう。

ここでアマゾンに『からかい上手の高木さん』の在庫が一切なかったらどうなるのでしょうか

おそらく購入する経路がないため作品は買われることが無くなってしまうでしょう。

本屋に足を運ぶという選択肢もありますが、そこまでするのは熱狂的な信者になった時です。

あまり書きたくないのですが、現代はスマホゲームなどの娯楽が溢れていて『高木さん』の代わりになるコンテンツはいくらでもあります

適切な購入のタイミングを逃してしまったらもう買われないと思った方が良いです

ここまでイメージすることで、ツイッター経由で『高木さん』を売りたいと考えたら、アマゾンなどのネット書店の在庫を切らさないようにする対策が必須 ということが見えてきました。

 

まとめ

要するに

クリエイターが生き残るには新しい環境に適用しなければいけない

という話でした。

漫画家が現代を生き残るには宣伝を出版社に丸投げするのではなく、自分自身も積極的に宣伝活動をしないといけないのです

時代が変わったことを知らせてくれるような良い本でした。

そのほかにも信用をお金に変える方法や運営資金の集め方についても詳しく述べていましたが、文章が大筋から外れてしまうと思い、今回は割愛しました。

そのほかにも感想として書いてないことが多くなるので、本書の中で参考になることはまだあります。 気になった方はぜひ読んで見てはどうでしょうか。

▼今回紹介したクリエイターのTwitterアカウントはこちら!▼

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