週刊少年マガジン掲載分の『五等分の花嫁』のネタバレを含んでおります。
ついに京都の生徒手帳の写真の女の子が四葉だと確定しました。
彼女は物語開始直後から風太郎の名前を知っているような描写があったうえに、彼に対する高感度もマックスの状態。
その上風太郎のことを好きになった理由も語られていなかったなど、いろいろな謎が多く存在しました。
物語後半にはストーリーに関わることが予想できた為、ある意味予想できたような事でしたね。
というか零奈関係者が姉妹5人中3人もいるなんて予想できないってばよ。
目次
京都の生徒手帳の写真の女の子は結局、四葉だった
わたしが四葉のセリフの中で1番印象に残っているのは「好きだから」です。
この時点で四葉が風太郎のことを好きになっている理由は、彼女が京都の生徒手帳の写真の女の子である、としか考えられませんでした。
その後四葉の性格とは大きく離れた零奈(=五月)が現れたことにより、四葉は生徒手帳の写真の女の子ではないと思った人も多いはずです。
確かわたしは零奈が登場したことにより、生徒手帳の写真の女の子が一花なのでは?と疑うようになったと記憶しています。
ちなみに零奈が初登場したあたりから、私情によりブログを書くことが困難になった為、その時の感想記事が一切ありません。
- 四葉の正体について惜しいところまで気がついていた
- 一花について考慮できていた
当ブログの考察予想は惜しいところまで行っていたのですが、残念ながら外れてしまいましたね。トホホ。
というか姉妹5人のうち3人が零奈関係者だなんて予想するのは困難です。見破れる訳ありません。
この脚本を考えた春場ねぎ先生は天才だと言って良いでしょう。
五月=零奈は四葉同意の元だったはず
今回のラスト付近で、零奈に変装した五月と四葉が会話していたことから、五月が零奈になることについて四葉は同意していたことが予想できますね。
零奈が初登場した期末試験編では、風太郎は自分のことを拒絶している二乃との関係に悩んでおり、自分に自信が持てなくなっていました。
なので四葉は、五月に零奈として京都の生徒手帳の写真の女の子のふりをしてもらい、風太郎を励ましてもらおうと思ったのではないかと考えます。
また風太郎は京都の思い出に固執している所があり、それが原因で現在の努力を積み重ねてきた自分自身を見れていませんでした。
四葉は風太郎が成長するためには、自分自身の存在を忘れてもらった方が良いと考えていたのだと思います。
零奈(=五月)は2人の思い出が詰まった生徒手帳の写真を折りたたみ、お守りの中に封印していました。
おそらく四葉から「写真を処分して」とお願いされたのだと思います。
なんやかんやで優しい零奈は、妥協案として仕方なく写真は処分せずにお守りの中に入れたのではないかと予想します。
零奈は写真を封印した際に「自分を認められるようになったら それ(お守り)を開けて」と言っていました。
もし風太郎が自分の努力を認めるようになり、過去に固執しなければもっと成長できます。四葉が写真を処分させるもっとも可能性が高い推定要因がなくなるんですよね。
五月が零奈として京都の生徒手帳の写真の女の子のふりをするのは、四葉合意ものだったはずです。
何の為に五月に変装させたのか
五つ子姉妹の中でも一花と三玖は高い演技能力を持っています。四葉は演技力がない五月にお願いするよりも、その2人に頼んだ方が良いはずですよね。
一花は生徒手帳の写真の女の子ではないものの、京都で風太郎と出会って恋に落ちていました。
四葉は一花と風太郎が喋っている瞬間を目撃したことがあるので、零奈になるようにお願いできなかったのだと思います。
もし四葉が一花にお願いした場合「なんで自分が自分のふりをしないといけないの???」と思われてしまう可能性が高いんですよね。
三玖にお願いしなかったのは何故でしょう?良さげな理由や予想が全然思い浮かびません。
五つ子姉妹たちは風太郎の学校に転校する前に「黒薔薇女子」という名門のお嬢様学校に在籍していました。
しかし四葉の学力が足りないために進学できないことを知ると、姉妹全員は転校することを決心します。
作中にて「黒薔薇女子」の名前は第1話から出ていたのにも関わらず、姉妹が転校した理由についてはあっさりと触れられるだけでした。
おそらく四葉は「黒薔薇女子」にいた際に、姉妹の中でも三玖に1番迷惑をかけてしまったと思い、零奈になってもらうなんてお願い出来なかったのだと予想します。
五月について
五月は物語開始当初から全てを知っていた
五月は寝てしまった風太郎をタクシーで自宅に送ったことがあり、その時に風太郎が大切にしていた「生徒手帳の写真」を見ています。
なので物語初期から四葉と風太郎が出会っていたことを知っていた訳です。
この時の五月は「2人にはそんな過去もあるんだ!以外!」みたいな感じに思っていたのかもしれませんね。
どんな思いで零奈になっていたのだろう?
- 京都の生徒手帳の写真の女の子に会うために努力を続けた風太郎
- 風太郎が成長できないのであれば、過去の思い出を忘れるべきだと考えている四葉
五月は零奈という人格になることで、すれ違う2人の姿を直接見届けなくてはいけません。
その上風太郎のためだとはいえ、彼を騙し続けた上に思い出をぐしゃぐしゃにしているので、罪悪感も多く抱えていたはずです。
五月は四葉に過去の思い出を正直に話して欲しいと思っています。
彼女は零奈の人格を被っているときには、罪悪感や後悔、もどかしさなど、色々な感情に押しつぶされそうになっていたはずです。
風太郎は零奈とはお別れ
- 過去の自分そっくり
- 大好きな母の名前を使っている
- 風太郎を落とすための切り札
五月にとって零奈という人格は、たとえ四葉にお願いされてやっただけだとしても、もはや自分の分身と言っても過言ではない存在になりかけています。
今回風太郎が生徒手帳の写真に変わる、五つ子姉妹の思い出のアルバムを渡したことにより、その役割は終わってしまいます。
たとえ罪悪感があるような仕事でも、終わってしまった事による寂しさは存在していたはずです。
今回のそのほかの展開
盗撮犯は前田
今回姉妹達の平和な日常を脅かした盗撮犯の正体が前田であることが判明します。
前田は自分が姉妹達の写真が欲しいが為に盗撮したというわけではなく、風太郎に頼まれて撮っていたそうです。
姉妹達は小学生の頃に修学旅行に行った京都以降の写真があまりなかったようで、風太郎が気を利かせて、前田にお願いしました。
中野家は母が亡くなってから仲が悪かったらしいので、風太郎に出会う前は一緒に写真を撮るなんてことも少なかったと思います。
前田が撮った修学旅行のアルバムは、彼女達にとって一生の宝物になるでしょう。
三玖は成長するヒロインだな
今週は三玖が告白した回の続きになっています。
姉妹達が自分のことを応援していたことに気がついた三玖は、風太郎へ向けた告白を姉妹達に向けたものに変更します。
これでいつもの三玖だったら、告白に失敗してしまったと落ち込むのですが、今回の彼女は自信満々です。
なぜかと言いますと、告白対象を変更したことにより風太郎をからかうことに成功したからです。
もともと「からかい上手」の属性は一花が所持していたものでした。
その自分のライバルの所持していた必殺の「属性」を使用することにより、風太郎をドキ☆とさせることに成功しています。
これぞまさしく完全無欠の模倣。パーフェクトコピーですよ!
ついに三玖は姉妹に変装するだけではなく、その属性を分析、模倣して、己自身の実力に還元しているのです。
まったく、三玖というヒロインはなんてすごいんだ!この模倣っぷりには黄瀬涼太やアルケイデスもびっくりですよ!
最後に
今回は四葉の正体がようやく発覚して、すっきりした気持ちになりました。
生徒手帳の写真の女の子と言う、本作最大の謎も明かされてしまい、クライマックスを迎えそうな雰囲気があります。
おそらく今後の『五等分の花嫁』では、風太郎が四葉の正体を見破るような展開になるのではないかと予想しますね。
風太郎と結ばれる、未来の花嫁は誰になるのでしょうか?
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