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最近、漫画やアニメなどの影響力が強くなったせいで、ブームに便乗した実写映画が量産されております。

中には原作をリスペクトせずに作られ、黒歴史になった物も数多く存在します。

ですがこの映画『斉木楠雄のψ難』は 面白い上に原作へのリスペクト精神を強く感じました 。漫画のコメディー部分を映画用に上手く昇華させていてとても面白かったです。

まず、冒頭から笑えます。

赤ちゃん斉木「恥ずかしながら、大便の処理をお願いしたいのですが。」

観客は爆笑。劇場に一体感が生まれたのと同時に、観客全員が「この実写化はハズレではない!と感じた瞬間でしたね。

実写になったキャラクターたちも面白い。

この作品の魅力としてまず初めに上がるのが、3次元に転生した原作のキャラクター達です

通常マンガやアニメの実写化で真っ先に叩かれるのは、キャラクターのビジュアルです。

僕たち原作ファンは何年もの間、その作品を応援しています。その間に、自分の中でのキャラクター像を育て続けてきたわけです。

実写化すると、そのキャラのイメージが俳優さんの持つ人物像に変わってしまい。 何年も育ててきたキャラクター像が一瞬で破壊されます。

ですが、斉木楠雄の災難では役者さんのイメージと原作キャラのイメージが掛け合わさることにより、 そのキャラの持つ痛々しさが何倍にも高まり、その結果原作が持つギャグシーンのキレも更に高まってました

また、安っぽいヴィジュアルや唐突なCGには違和感があるものの、それらも実写化斉木楠雄の災難の良さとしてしっかりと定着していました。

映画でも斉木の両親が本当にイタイ

原作でもバカップルとしてお馴染みの斉木の両親ですが、実写で見ると痛々しさが大幅に上がります

漫画やアニメだったらまだ微笑ましい気持ちで見ることができますが、

実際に40代ぐらいの人がイチャイチャしているのを見ていると観客の方が恥ずかしくなります。

照橋さんはマンガでも映画でも美しい

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照橋さんは学園ナンバーワンの美少女で、見た目も言動も完璧な女の子です。しかし、心の中では自分は完璧な美少女だと思い込んでいる、かなり痛い女の子です。

そんな彼女を演じるのは、1000年に一人の美少女である橋本環奈さんです。

この映画が実写化すると聞いた時から、照橋さん役は橋本環奈さんが演じて欲しいと思っていましたが、まさか本当にやっていただけるとは思っていませんでした。

蓋を開けて見たら、予想どうりはまり役でした。 この映画の面白さ= (イコール)橋本環奈の演技 だといっても過言ではありません。

照橋さんといえば心の声です。

原作の照橋さんのメイン回では、彼女のイタイ心の声を楠雄が冷たく突っ込んていくのが面白いところです。

そんな楠雄と照橋さんとのやり取りは映画版でますますパワーアップしております

まず心の声のセリフが長くなっています。

原作では多くてページ半分ぐらいでしたが、映画ではずっと「 こんな美少女と偶然出会ったなら、夏休み最高の思い出になるよね! 」みたいな、痛いセリフが流れ続けます。

しかも、この痛い心の声の間、橋本さんの表情がコロコロと変化して、行動とセリフのギャップが激しく、 観客の笑いを誘発しようとしているとしか思えません

役者さんが自由に演技しやすい実写映画だからここまでおもろくなったのですね。

1000年に一度の美少女の顔芸も見所!

1000年に一人の美少女が己のプライドを全て捨て、顔芸に挑み、映画の巨大スクリーンに映しているのではありませんか!!

そういえばこの人、実写版銀魂のかぐや役も引き受けていて、その時は ゲロを吐いたり、ハナホジをしていました 。もはや1000年に一人の美少女とはなんだったのでしょうか。

照橋さんの魅力ばかりは言葉では説明しきれません。実際に劇場に足を運んで見ていただきたいです。

本作は楠雄と照橋さんとのラブコメディ

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基本的に照橋さんと斉木との微妙な関係を描いたラブコメディです。

照橋さんが楠雄にアプローチしても、全く見向きもされません。そんな楠雄に振り向いてもらおうとアプローチを続けているうちに、自分が楠雄に惚れてしまいました

一方で斉木楠雄は彼女のアプローチに対して「めんどくさいからやめてほしい 」と思っています。

照橋さんは学園ナンバーワンの人気者です。そんな彼女と付き合ってると知れたら、斉木の求める「普通の生活」とは程遠いものになってします。

何より、斉木は人の心を読む能力を持っているため、彼女が自分大好きな痛い人だと知っているので、関わりたくないと思っています。

なんとしてでも斉木を落としたい照橋さんと、そんな彼女を避けたい斉木楠雄の恋の駆け引きの物語でもあります。もちろん基本的にコメディですけどね。

ただ一つ言えることは、「恋する乙女は美しい」

あの「おっふ」は原作者である麻生周一先生が完全監修

「おっふ」とは、斉木以外のキャラが照橋さんを見たときに放たれるセリフです。

そんな「おっふ」ですが、原作者である麻生先生が、キャストの皆さんに直々に指導したようです

そのためか映画にも麻生先生がワンシーンだけ出演しており、原作者による生「おっふ」を披露してくださります。

正しい「おっふ」の発音は「お」の部分に強めのアクセントをかけ、「っ」は長めにします。「ふ」は小さめって感じです。もちろんジャンプするのも忘れてはいけません。

僕は「おっふ」のアクセントが「ふ」の部分にあると勘違いしていました。

斉木楠雄のおっふが衝撃的

主人公である斉木楠雄を演じているのは山崎賢人さんです。イケメンなのはもちろんですが、いろんな映画に主演する今をときめく売れっ子俳優です

そんなイケメン俳優がキモオタ感満載で「おっふ」しているのではないでしょうか。

しかもその「おっふ」がインキャラがいきなりクラスの女の子に話しかけられてテンパっちゃったみたいなキモい感じで、イケメン俳優山崎賢人のイメージがダウンするようなキモさでした

まとめ

本作は

  • 原作の魅力を最大限に生かした実写映画
  • 魅力的なキャラが暴れまわるコメディ映画
  • 橋本環奈演じる照橋さんは美しい
  • そんな照橋さんとのラブコメディ

そんな要素が楽しめるような映画です。

原作をよく知る人はおなじみのキャラが3次元で動いているだけでも楽しめます。

原作を知らない人も、ちょっと変わったギャク+恋愛ものとして十分楽しめます。

とにかく笑いたい人は劇場まで足を運びなされ!!

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