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『お兄ちゃんはおしまい!』第2巻を読んで、百合哲学について考えさせられた。

今回は『お兄ちゃんはおしまい!』第2巻のネタバレ感想です。

わたしはライターとして活動しており、その時にこんな記事を書きました。TS漫画『お兄ちゃんはおしまい!』の感想です。

本作のざっくりした内容はこちらの記事に書いてあるので、本作を読んでいない人はまずこちらを読んでいただきたいです。

本作の続編が出たということで、軽くレビューしていきたいと思います。

『お兄ちゃんはおしまい!』は哲学漫画なのかもしれない。

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まず、哲学とはなんだっけ?

まず哲学とは何かについて詳しく理解していない人も多いと思います。

人生・世界、事物の根源のあり方・原理を、理性によって求めようとする学問。また、経験からつくりあげた人生観。

ググってもこのような文章が出てくるだけでした。本当の意味で哲学を理解するのは難しいですよね。

ですので「哲学」の意味について軽く説明していこうと思います。

『NARUTO-ナルト-』や『コードギアス反逆のルルーシュ』などのダークでシリアスなアニメでは、「平和とは、正義とはなんだろう」という問題が提起されたことがありましたね。

あなたもそれらのシーンを見て作品に出てくるキャラと一緒に平和や正義について考えたことがあるはずです。

そのように作品を通じて何かを考える事こそが、「哲学」であります。

なのでサブカルを愛する人なら誰でも「哲学」について考えたことのあるはずです。難しく考える必要はありません。

本作で考えさせられる「百合哲学」

そして本作を読んでわたしは「百合とはなんだろうか」という、哲学について考えさせられてしまいました。

百合…。それは女の子と女の子同士が恋愛をするという事。

サブカルには、『NARUTO-ナルト-』や『コードギアス反逆のルルーシュ』のような深いテーマの作品から、下ネタギャクまで様々なジャンルが存在します。

その中で百合は至高であり、美少女と美少女がイチャイチャするというシュチュエーションを思い浮かべただけで、「てぇてぇ (尊い)」という言葉しか出なくなってしまいます。

百合はサブカルの中で最高のジャンルだと言って良いはずです。

話はだいぶそれてしまいましたが、ここで『お兄ちゃんはおしまい!』についての話題に戻していこうと思います。

本作の主人公のまひろは見た目はJCですが、実際は妹の作った薬によって性転換してしまった、元男子です。

本作ではそんなまひろが、妹とその友達とイチャイチャしたりして、女の子になった生活を堪能するというストーリーになっているのですが、

まひろは元々男であったため、女性キャラとカップリングをした時は百合ではないということになりますよね。

しかしまひろは男の子 (ぽい見た目の女の子)に恋しそうになっていたりと、心が完全に女の子と化しております。

元男子でありながら心と体が女の子のまひろと、美少女とのカップリングは百合と言えるのでしょうか?

非常に難しい問題ですよね。わたしは百合だと考えております

まず、百合というジャンルについて考えてみましょう。

百合とは女の子と女の子という、本来なら恋をすることがない美しいひと同士が、しがらみを取っ払い愛し合うという、この世で最も美しいジャンルです。

まひろは元々は男子でしたが、心はもうすでに女の子。そんな彼 (彼女?)と女の子がイチャイチャ様子はとても美しくて尊いものでした。

よってまひろと女の子のカップリングは百合である!!QAD (証明終了)

『お兄ちゃんはおしまい!』第2巻の感想。

雑談はこれまでにして、本題である『お兄ちゃんはおしまい!』第2巻の感想でも書いていきたいと思います。

まひろとみはりの関係はやっぱり尊い

みはりとは、ツインテールの髪型が特徴のまひろの妹であり、女の子のイロハを教えてくれる世話役のお姉ちゃんであります。

彼女は年下でありながら姉という、この絶妙な属性を有しているため、みはりとまひろのカップリングは最高に尊いんですよね。

今回、まひろが飲んだ女の子になる薬の効力がなくなりかけてしまいましたよね。

男に戻るチャンスだったのですが、旅行中であり正体がバレる危険性があったため、再びみはりから薬をもらい女の子になる決心をさせられます。

このね…。妹?が姉に主導権を握られている感じがたまらないんですよね!

か弱くて反抗する能力がない妹をおもちゃにして楽しんでいる、姉・みはり姿はマジで素敵だと思います!

そしてまひろの、姉のお遊びに対して嫌がるそぶりを見せるものの、割とノリノリで楽しんでいる様子も素晴らしい!志向の領域に近い!

だと思ったら…

ボーイッシュ女子もみじ×まひろ

ここにて新しい問題が発生。

みはりの親友かえでの妹のボーイッシュな女の子・もみじが登場します。

何が問題なのかと言いますと、まひろがもみじのことを男子だと勘違いしてしまって、惚れそうになってしまいます。

本作は主人公のまひろが (元)男子という特徴を持っており、それによって女子が主人公の日常系の作品よりも、主人公に共感しやすくなっているんですよね。

話は変わりますが、『ご注文はうさぎですか?』っていう日常系の四コマ漫画ってあるじゃないですか。

あれって主人公のココアに共感するというよりも、彼女を取り巻く百合百合しい人間関係を観察して楽しむような作品ですよね。

しかし本作はまひろが男子だったことにより、女子が主人公になるより親近感が湧くようになり彼の境遇に共感しやすくなっております。

ですのでページを読み進めることで、まひろと考え方がシンクロしてしまうのです。

そして今回、まひろがもみじにドキドキしたのは、男子だと勘違いしていたときのことでした。

そして読んでいる読者たちはまひろと思考がシンクロしてしまっています。ということはつまり…。

これ以上は言わないでおこう。何かに目覚めそう!

勘違いしないでよね!べっ別に!まひろともみじの関係が尊いとか、そんなこと思っていないんだからねっ!!

お兄ちゃんはおしまい!しないよ

というわけで、『お兄ちゃんはおしまい!』第2巻の感想はこんな感じですね。

次回からは自宅警備員だったまひろはJCとして学校へ行くことになります。ですのでまひろの目の前にはこれまで以上の困難が訪れるわけですよ。

しかし頼りになる妹 (姉)のみはりは側にはいない…。絶望的ですね。

ともあれまひろの人間関係は2巻までと3巻からとでば別物と言って良いぐらい大きく変化するはずです。

いろんなキャラの百合百合しいカップリングが見れる予感がするので、第3巻の発売が待ち遠しいくなってきました。てぇてぇ。

↓わたしがライターとして参加しているメディア「漫画情報発信マガジン ”Comee mag.」にて、作者のねことうふ先生のインタビューが掲載されているので、気になる方は是非読んでみてください。

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