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『名探偵ピカチュウ』感想!実写映画ながら王道のポケモンを見ている気持ちになり面白かったです!

注意

この記事には映画『名探偵ピカチュウ』のネタバレがあります。

今回は実写版のポケモンである『名探偵ピカチュウ』を見たので、その感想を書いていこうと思います。

漫画やアニメの実写といえばクソになる傾向があると思いますが、わたしは本作を十分に楽しむことができました。

と言いましても、わたし自身ブリーチやニセコイの実写版も面白いと感じてしまっているので、参考になるかどうかは分かりませんが。

ポケモンという作品をリアルにすることにより、彼らがどのように過ごしているのかをリアルに感じることができ、ポケモンたちの生命活動に納得いくような作りになっていました。

また大自然を悠々快適に過ごしている彼らを見ると、自然に溶け込んでいる感じがして、この世界に溶け込んでいるんだなと思わざるを得ませんね。

ポケモンのグラフィックがとてもリアルだった

Fにおウェアgh

実写したポケモンのデザインはとてもリアルになっており、わたしたちの生きている世界に存在するのであれば、こんな感じになるんだなと思ってしまいます。

ネット上でエイパムがリアルすぎて怖いという意見を見かけましたが、エイパムさんのために弁明しておくと、「R」という薬の影響で凶暴化しているだけです。映画で初登場した際にはもうちょっと可愛かった。

リアルでありながら、可愛いポケモンにはその可愛さのポイントなどもしっかりと残っていると感じました。

一方でリザードンやゲッコウガなどカッコイイ系のポケモンは、生物特有のリアルな感じがすごくなっていたので、ちょっとキモめでした。

リアルといえばドダイトスが一番リアルでしたね。

ドダイトスは亀のポケモンであり、甲羅の上に木や草などの植物が生えている草タイプのポケモンであります。

その造形は本当に現実味があり、リアルにもこんな生命体が存在してそうだなと思ってしまいましたね。

逆にゲッコウガはリアリティを追求しすぎて、かなりキモくなっており、SFの洋画に出てきそうなエイリアンみたいになっていました。

わたしはゲッコウガが好きだったので、カッコイイ系にしてほしかったなと思ってしまいます。

ポケモンバトルもすごい

本作ではポケモンがリアルに描かれているため、当然ポケモンバトルも超リアルに描かれています。

まず驚くのはリザードンの”かえんほうしゃ”。

超リアルなモンスターと化したリザードンが、口から炎を出すのはとても迫力があります。まるで大怪獣映画のボスキャラみたいです。

リザードン自体も凶悪な表情をしているため、本編以上に恐ろしさが増しており、その分ポケモンバトルにリアリティーや緊張感が生まれ、ハラハラドキドキの連続です

あとはゲンガーの”かげぶんしん”もすごく、分身している過程をゲンガーのオーラの動き方で表現していた為、分身を生み出すイメージがゲームより鮮明に表現されていました

本作の敵キャラは息子に自分の会社の権利を譲ったおじいさん

ミュウツーの研究をしていた

ライムシティを生み出した親父の目的は、ミュウツーの体を乗っ取り、その能力を使い市民の意識をポケモンに憑依させることでした。

そのためにカントー地方からやってきたミュウツーを捕まえ閉じ込め、精神を乗っ取る研究をします。ポケモンの精神を崩壊させる「R」という薬はその過程で生まれたものです。

彼が作り出した「ライムシティ」はポケモンと人間が共存して生活する素晴らしい街です。

彼がその街を作ったのは、あくまでも自分の目的を実行するためであり、ポケモンや人間たちへの愛はありませんでした。

息子は純粋にポケモンと人間が共存する世界を望んでいた

一方で息子は、親父が純粋にポケモンと人間が共存する世界を望んでいたはずです。

なので親父のビジネスを引き継ぎ、ライムシティを良くしようと思ったのではないでしょうか。

彼がヒロインであるルーシーに対して厳しくあったったのは、彼女の情報に信憑性が薄く、責任を持って報道することが出来なかったからですね。

が指摘した通りルーシーの情報は裏どりが不十分であり、テレビという何万人のも人間が見るメディアで放映できないようなものでした。

現代の日本で例えると、週刊文集なら報道出来たかもしれませんが、NHKで流すのは無理という感じですね。

彼は理想の世界を実現したいが故に、他者に対して厳しくなっていたと思います。

息子の厳しさ故に、最初は彼が事件の犯人だと思った人も多いのではないでしょうか。

なお作中終盤に親父は息子を身動き不能にして閉じ込めていましたが、それを実行したのはミュウツーを捕らえてからだと思います。

2人は一応仲良くしていた為、親父が行動に移すまですれ違いに気付かなかったはずです。

ポケモンと絆を深める過程はポケモンらしい

「ポケモントレーナ」と言われたら、ほとんどの人がアニメの主人公である”サトシ”の名前を思い浮かべると思います。

サトシの相棒といえばピカチュウですが、2人は最初から仲が良かったわけではありません。ピカチュウがサトシを自分のトレーナーと認めなかったため、物語当初の2人の関係はあまりよくありませんでした。

本作の序盤もアニメ版のポケモンと同様に、主人公のティムとピカチュウの関係はあまりよくありませんでした

本作の場合はティムが喋れるピカチュウに対して快く思っていなく、距離を取ろうとしていたのが原因です。人間側がポケモンを拒絶している状態ですので、サトシとピカチュウとは真逆ですね。

ストーリーが進むにつれて2人の絆は深まっていくのですが、その過程がサトシとその仲間のポケモンたちと共通しており、見ていると「ポケモンを見ているんだな」という感慨深い気持ちになってきました。

ピカチュウもそうなのですが、切り札であるリザードンもサトシと仲が悪い時期がありました。

その頃を知っている人は、リザードンがサトシのいうことを聞く時を見ていると、サトシの思いが通じたことに喜び、嬉しくなってくると思います。

最後に

今回は映画『名探偵ピカチュウ』が面白かったので、感想や考察を書いていきました。いかがでしたか。

リアルなポケモンを見ることで、彼らがどのように暮らしているのかを鮮明にイメージできるようになります。

また主人公のティムとピカチュウが絆を深める過程を見ていると、王道のポケモンを見ている気持ちになり幸せになりました。