この記事には『Fate/strangeFake』と『Fate/staynight』のネタバレを含みます。
『Fate/strangeFake』で行われる偽りの聖杯戦争は、13柱ものサーヴァントが召喚されるという大規模な戦いが行われます。
基本的に1クラス2柱のサーヴァントが召喚されますが、セイバークラスのサーヴァントはイングランドの国王”『獅子心王』リチャード1世”ただ1人でした。
アヤカ・サジョウという少女にリチャード1世を召喚させたのは、偽りの聖杯戦争の黒幕側の人間であり、新キャスター”フランソワ・プレラーティ”のマスターであるフランチェスカという魔術師。
フランチェスカは当初リチャード1世ではなくて、ブリテン王”アルトリア・ペンドラゴン”を召喚しようと企んでいました。
そこで今回はリチャードⅠ世とアルトリアはどちらが強そうなのかを考察していこうと思います。
目次
『獅子心王』リチャード1世とは
自信家であり音楽好きな人柄の持ち主
アヤカ・サジョウがフランチェスカの命令によって召喚させられたセイバークラスのサーヴァント。
生前の彼はあらゆることに秀でていたことから、非常に自信家でありギルガメッシュやアルケイデスなどの、自身よりも格上のサーヴァントに対しても勇敢に立ち向かいます。
生前の彼はイングランド人なのにも関わらず英語を喋ることが出来なかったようです。 (サーヴァントとして召喚された現在は聖杯より現代の知識が与えられているため、英語を喋れるようになっている。)
彼が国王を務めた国であるイングランドは音楽が栄えていたことから、現代の音楽に対して非常に興味を持っています。
特にロックが好きであり、作中では偽りの聖杯戦争が行われているのにも関わらずアヤカと共にライブハウスへ訪れていました。
彼の宝具”永久に遠き勝利の剣”はアーサー王伝説へのリスペクト
リチャード1世のとんでもない宝具といえば、”永久に遠き勝利の剣 (エクスカリバー)”ですね!
それは生前のリチャード1世はアーサー王伝説をこよなく愛しております。その証拠に彼には手に持っていたものを何でもエクスカリバーとみなしていたという逸話が残っております。
永久に遠き勝利の剣はその逸話を忠実に再現したものであり、彼が手に持ったものは木の枝でも何でもエクスカリバーになるという能力を持っています。
リチャードⅠ世はどんなものでもエクスカリバーにする能力を持っているのです!
ヤバくないですか!
もちろんアルトリアの使う”約束された勝利の剣 (エクスカリバー)”と同じように、超極大のビーム攻撃をする事も可能です。
アホみたいに強いサーヴァントが多数存在する『Fate/strangeFake』でも、ここまで広範囲かつ強力な攻撃をできるのは、彼を除くとギルガメッシュ、エルキドゥぐらいしかいませんね。あれ?意外と多い。
ただしこの能力で作ったエクスカリバーの耐久度は元になった武器に依存され、木の枝のような耐久力のないものをエクスカリバーにした場合、一回ビームを撃っただけで壊れてしまいます。
一方でギルガメッシュの王の財宝に入っている宝具を使った場合、20発以上ビームを撃っても壊れませんでした。
”円き十字に獅子を奏でよ”という宝具は万能な性能を持っている
リチャード1世のもう一つの宝具といえば、円き十字に獅子を奏でよ (ラウンズ・オブ・レオンハート)ですね。
その能力は生前に奇跡を起こした人間の魂が登録される”英霊の座”にアクセスし、生前に縁のあった人間の能力を借り受けるというのもです。
第2巻にてリチャード1世が警察署に捕まってしまった時には、その能力を使って牢獄の鍵を取り寄せて脱獄していました。
自身がギルガメッシュと戦った余波によりアヤカが怪我を負ってしまった際には、治療魔術を使える人間の能力を借りることにより彼女を治療させることに成功しています。
”円き十字に獅子を奏でよ”は『Fate/Zero』のイスカンダルの宝具”王の軍勢 (アイオニオン・ヘタイロイ)”と共通点がありますね。
しかしサーヴァントとして召喚できる王の軍勢とは違い、”円き十字に獅子を奏でよ”は魔力を大量に使うため基本的にサーヴァントとして呼び出して単独行動させることは不可能です。
リチャードⅠ世とアルトリアはどっちが優れているのか?
アルトリアは脳筋な戦闘狂
『Fate/staynight』のセイバールートでは、マスターである衛宮士郎が戦闘に乗り気ではなかったため、単独でキャスターのサーヴァント”メディア”の本拠地である柳洞寺へ乗り込みます。
メディアはアサシンクラスのサーヴァントである”佐々木小次郎”を従えている上に、本拠地であれば魔法に限りなく近いレベルの魔術も使うことが可能です。
魔法を使うことが可能な魔法使いは5人しか存在しなく、その内の1人は死亡、2人は行方不明になっています。
『Fate/staynight』で行われた聖杯戦争は、魂を物質化して不老不死を実現する第三魔法”天の衣 (ヘブンズフィール)”を発動するための儀式として行われました。
魔法の説明は「Fate/complete material I・II・III」に詳しく書いてあります。
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マスターの士郎はアルトリアを心配して自身もメディアの本拠地へ行くのですが、そこにはライダーのサーヴァント”メデューサ”も潜んでおり、最悪な場合士郎が死ぬ可能性もありました。
このようにアルトリアは戦闘するのに拘るわるあまり、マスターを危険に晒してしまう事もあります。
リチャード1世も戦闘にこだわるあまり、彼はギルガメッシュと戦っている最中に、アヤカを怪我させていますが、マスターの反対を押し切ってまで戦いに行ったアルトリアよりはマシだと思いますね。
宝具の撃ち合いになった時にはアルトリアの方が優勢
アルトリアの持つ宝具”約束された勝利の剣”もリチャード1世の生み出す”永久に遠き勝利の剣 ”も、真名解放して宝具の力を最大限に引き出すことにより、膨大なビームのような斬撃を撃つことが可能。
しかしながら第5巻の巻末のサーヴァントのステータスコーナーにて、リチャード1世の生み出す”永久に遠き勝利の剣 ”は、アルトリアの約束された勝利の剣よりも威力が劣る事が判明しています。
作中でリチャード1世が”永久に遠き勝利の剣 ”を連発できたのは、マスターであるアヤカの魔力量が多かったからです。普通の魔術師ならば何発か撃っただけで魔力切れしてしまうでしょう。
”約束された勝利の剣”並みの高火力宝具を持つサーヴァントなんて滅多にいませんが、もし敵サーヴァントと宝具を打ち合うことになった場合、若干アルトリアが有利ですね。
アルトリアには全て遠き理想郷 (アヴァロン)がある
全て遠き理想郷 (アヴァロン)とは聖剣エクスカリバーの鞘であり、所持している人間はアルトリアの魔力を得るだけで傷が回復するという効果を得ます。
その能力は自身のみならず、マスターが所持している場合にも有効です。『Fate/staynight』にて士郎は全て遠き理想郷の能力により死に至るような傷でも瞬時に癒す事ができました。
また真名解放することにより、あらゆる物理攻撃を無効にする事が可能であり、『Fate/staynight』ではギルガメッシュの乖離剣エアから放たれる”天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)”をも無効化しています。
またアルトリアはこの宝具を持っているので、アルケイデスが十二の栄光 (キングスオーダー)を使用することで使えるようになる「ヒュドラの毒」も効かなくなるはずです。
また彼女は逸話由来の宝具も持っていないため、”天つ風の簒奪者(リインカーネーション・パンドーラ)”によって宝具を奪われることもありません。
アルトリアはアルケイデスに勝つ事ができる数少ないサーヴァントだと言えるでしょう。
リチャード1世も”円き十字に獅子を奏でよ”によりアヤカの怪我を治していましたが、魔力を膨大に使用するのでマスターにかかる負担が大きかったです。
生前のアルトリアは、全て遠き理想郷をモルガン・ル・フェイという魔術師に奪われてしまったため、『Fate/staynight』では所持せずに限界しました。
しかしセイバールートの最後では、士郎が義理の父である衛宮切嗣に埋め込まれた全て遠き理想郷を、アルトリアに返却していました。
アルトリアが全て遠き理想郷を持っている状態で召喚された場合は、彼女の方が優秀だと断言できます。
結論
アルトリア(全て遠き理想郷:有)>>>リチャード1世≧アルトリア(全て遠き理想郷有り:無)
全て遠き理想郷はチート宝具であり、たとえチートサーヴァントの集団である『Fate/strangeFake』勢でも、アルトリアがこれを持った状態で襲ってきた場合ボコボコにされてしまうはずです。
特にペイルライダーは病がサーヴァントになったという性質上、あらゆる物を治療する全て遠き理想郷とは相性最悪であり手も足も出なくなると思います。
しかしアルトリアの判断能力はそこまで優れていなく、マスターを危険にさらしてしまう可能性が高いです。
『Fate/staynight』での第五次聖杯戦争で最後まで残れたのも、協力関係になったマスター”遠坂凛”の采配が優れていたという要素が大きいです。
そのように考えると、全て遠き理想郷の無いアルトリアはリチャード1世に劣ってしまうでしょう。
『Fate/strangeFake』の記事
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