『りゅうおうのおしごと』5巻は八一の竜王タイトル防衛戦が行われ、全体的に衝撃的な内容で度肝を抜かれましたね。
対局の結果も予想外でしたが、そのほかにも鵠さんの正体など度肝を抜かれた新事実も多くありました。
その中でも特に衝撃的だったことは、山刀伐尽と鹿路庭珠代の二人が知り合いだった上に一緒に研究会まで行なっていることです。
どうしてこうなったのでしょうか?
目次
二人の関係を復習
山刀伐尽は鹿路庭珠代の実質的な師匠
2人の出会いは、尽が将棋連盟の仕事で地方で将棋を教えに行ってる時でした。
それ以降将棋連盟の仕事で忙しい珠代の師匠に代わって、尽が珠代に対局の指導も行っていたようです。
二人は半同棲している
尽はマンションの隣に研究会用の部屋を用意していたのですが、いつの間にか珠代に乗っ取られてしまいました。
また珠代は尽のことを「ジンジン先生」と言って敬っているものの、掃除や料理とり家事などをほとんどやらせています。もう半同棲状態です。
お互いに異性としては見ていないようなので、ラブはコメらない模様。
山刀伐尽にはと一緒に研究するメリットは少ない
彼はトップ棋士
山刀伐尽はA級棋士であるので、作中でトップレベルの実力があります。なので対戦する相手は他の棋士と比べると強力な人が多いはずです。
本来なら少しでも効率よく研究を進めたいと思うことでしょう。
山刀伐尽は”名人”という最高の研究相手を持っている
名人といえば皆さんご存じのとおり本作最強の人物で、彼の指す一手は”マジック”と呼ばれ、どんな不利な盤面でもひっくり返すような力を持ち、多くの棋士からを恐れ慄かれています。
正直研究相手としては最高な人材です。彼と研究できるのなら他の棋士たちと研究する必要なんてないでしょう。
この研究会のメリットになる要素
鹿路庭珠代は努力家
彼女の強さと言ったら、勝負に勝つ為ならどんなことでもやる貪欲さです。
自分に才能がない事を理解しており、その才能の無さを補う為に研究会へ積極的に参加しています。
ですが彼女はルックスがとてもいい為、研究会に参加した男性陣が勝手に惚れてしまい、人間関係がぐしゃぐしゃになってしまい瞬く間に研修会が崩壊してしまいました。
そのため、周りの女性棋士たちから研修会クラッシャーとしてというレッテルを貼られてしまっていまいます。
にもかかわらず彼女は勝利を諦めず、年下のクソガキである八一にも研修会の話を持ち込んで教えを請います。
珠代と八一のエピソードは見返すたびに感慨深い思いになりますね。
山刀伐尽は研究会好き
原作7巻で八一の師匠”清滝鋼介”が怪しい研修会をやろうとしたときに、真っ先に協力したのか関東所属であるはずの山刀伐尽でした。
彼はどんな研究会も積極的に参加するような性格で、鹿路庭珠代同様に勝つ為なら努力を惜しみません。
(もっとも彼には違う動機もあったようですが…。)
恐らく関東関西問わず研究会などに積極的に参加して、将棋の情報が常に最新になるようにしているかと想像しています。
考察の結果
という要素から、山刀伐尽がと研究会を行なっている理由は
- 自分の知らない新しい戦法の情報収集
- 珠代の努力とガッツを認めている
からだと考察しました。
2人とも同期の棋士たちと比べて才能がないことを自覚しています。なので人一倍努力してここまで這い上がってきたんですね。
僕も2人を見習ってどんどん前に進んでいきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!