今回は『五等分の花嫁』第27話「結びの伝説 2日目③」の感想です。
前回は二乃がついにデレて色々と覚醒してしまいました。今回はそんな甘い空気から一転して一花と三玖の修羅場に戻っていきます。といってもお互いに家族の事を思いやっていて「自分だけ幸せになってやろう!」などは毛ほども思っていません。
- ”五人は平等である”事にこだわる三玖
- そんな三玖に幸せになってほしい一花
二人とも自分よりも家族の幸せを願うなんて…実に良い関係ではないか!!
やっぱり三玖は一花の気持ちに気付いていた
三玖は一花が風太郎のことが好きな事に気がついているっぽいですね。
こちらが林間学校が始まる前の三玖の表情です。この時は「風太郎を独占したい」という気持ちがあまりなく一花が風太郎とキャンプファイヤーのダンスを踊ることに対してもあまり否定的ではありませんでした。
そしてこっちが今回の三玖の表情です。
一花が風太郎と楽しそうに話しているのをみて「独占欲」が芽生えてしまい、姉妹同士は平等でにならなければいけないという亡き母の遺言と「風太郎を独り占め」したいというエゴイズムの中で揺れています。
一花はどうなっちゃうの
「(ダンス一緒に踊るの)やめるか 」
ここへ来て死刑宣告!風太郎はあっさりと提案しました。
というも風太郎が一花とダンスを踊るのをやめるのを提案した理由は、一花が自分を好きになっている事に気付いていなかったからでしょう。
恋愛なんて無意味だと思っている風太郎でも一花の好意に気がついていたら、一花と二乃のどっちを取るかという選択肢に対して少しばかりは葛藤していたはずです。
風太郎は一花たちの事をあまり理解していない
話がややこしくなったのは風太郎が姉妹たちにどの様に見られているか分かっていないのが原因でしょう。
実際、今までの風太郎を振り返ってみても自己中心的な所があり他人を思いやっていないのも事実でしょう。
ラブコメ主人公はヒロインと関わる事で将来の夢を探していくという場合が多いのですが。風太郎はテストで全教科満点を取るほどの天才でありながら”家族を養う”という将来の目的もしっかりと持っています。
ですが他人への理解が足りなく嫌味っぽい態度を取りがちで、人間的にはまだ未熟です。多くのラブコメ主人公が夢を探していくように、風太郎は五つ子姉妹と関わる事で他人を理解する大切さを学んでいくのではないでしょうか。
お馴染みの倉庫イベントへ続く
という事で次回は一花と倉庫イベントになりました。お布団モゾモゾや水着イベントなどと比べると地味っぽく感じるかもしれませんが、立派な王道ラブコメイベントです。
- 中間試験編のテーマが最低限の信頼を得る事
- 花火大会編のテーマが姉妹の絆
だとしたら、この林間学校編のテーマはズバリ”風太郎が姉妹を理解する”事だと考えます。
今回のマガジンを見てもらったならわかるように風太郎は自分が一花たちにどのように見られているか全く分かっていません。
そんな彼が林間学校を通し一花たちの気持ちを理解して向き合っていくストーリーになると考えました。
林間学校編で風太郎は五つ子姉妹とどのように向き合っていくのでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます!