こんにちは。『五等分の花嫁』の記事は3週間ぶりですね…。
僕が記事を書かないうちに、生徒手帳の写真の女の子”零奈”が5年後の姿で再登場したりと、超展開の連続でしたね。
過去に囚われている風太郎は、零奈愛想つかされて、生徒手帳の写真を没収されてしまいます。
果たして生徒手帳の写真の女の子が風太郎の前に現れた目的はなんだったのでしょうか?
(余談ですが、四葉はこの時助っ人で入っていた陸上部の練習に参加していたので、四葉=零奈という線は薄いかと思います。では零奈の正体は誰だってばよ!)
前回までの復習はこれまでにして、今回の感想を書いていきますね。零奈の正体については、また今度考察してみたいと思います。
目次
期末試験編は「過去」がテーマ
今回はこの期末試験編のテーマについてしっかりと明記するための回だったと思います。
というか零奈の登場がインパクトがあり過ぎて、ここ最近のファンたちの頭の中がこんがらがっていたと思います。
この期末試験編のテーマはズバリ”過去と向き合うこと”です!
零奈の登場により、風太郎と五つ子姉妹たちは自分たちの人生を振り返ることになりました。
風太郎、二乃にも思い出を語る
風太郎は絶望のあまり、生徒手帳の写真の女の子との思い出を二乃に話してしまいます。
彼にとって写真の女の子との思い出はあまり話したくないような事柄であります。
五月にそのことを語った際も、全部は話したくないのか、途中で「将棋星人」という、将棋クラスタ以外なら誰でも嘘だと分かるようなネタを挟んで誤魔化しています。
この話を聞いた五月は将棋星人のネタを信じ込んでいました。もしかしたら五月は、将棋が大好きなのかもしれません (嘘)
二乃が髪を伸ばしている理由
今回にて二乃が髪を伸ばしている理由は、母が生きていて姉妹に個性がなかった頃が忘れられないためだと判明します。
二乃は姉妹の中でもオシャレさんで、林間学校が始まる前に姉妹と風太郎の服を選びに行った時、唯一まともな服を選んでいました。
ほかの姉妹が残念過ぎて、相対的にまともに見えただけかもしれませんが、かなり良いコーディネートだったと思います。
(なおこの時の一花は女優の仕事の関係で不在でした。)
二乃のファッションセンスは非常に良く、流行にも敏感なイメージがあります。なので髪の毛を伸ばしているのもオシャレをするためだと思っていました。
なので二乃がロングヘアにしている理由を聞いた時には驚きました。
二乃にとって家族は別人のようになってしまった
このように姉妹たちが個性的になってしまったのは、母が亡くなってからだと五月は語っていました。
先ほども述べましたが、姉妹たちは過去のしがらみから抜け出せていない感じがありますが、それでもなお姉妹たちは未来に向けて試行錯誤して成長し続けているのです。
その思考錯誤の結果が、姉妹同士の性格や髪型、個性の違いとしてあらわれてきたんじゃないでしょうか?
二乃は成長して、変わり続ける姉妹を見るたびに、自分が取り残させてしまうような気持ちになり、焦ってしまうようになってしまったのです。
みんな過去を断ち切れていないよね!
過去に固執している姉妹の方が多い
このように二乃は母が健在だった頃の思い出を忘れることができなくて固執しているのです。
しかしほかの姉妹たちも過去の思い出を忘れることができていないかと思います。
五月が風太郎を認められなかったのは、彼に自分の(おそらく現在の)父の姿を重ねてしまい、男の人を信用できなかったからです。(コミックス4巻129ページ参照。)
四葉にはお金持ちの家庭ではなく、父と母がそばに居てくれる、普通の家庭に憧れているような描写もありました。
現在の中野家は母が亡くなっている上に、母の再婚相手の父は、家に帰らず姉妹たちを放置している状況です。
四葉は、現在では再現不可能な家庭に憧れているということは、過去の幸せだった思い出を忘れられないということでしょう。
では一花と三玖はどうなのでしょうか?
一花に関しては、林間学校で五月が父に対して不満を漏らしたシーンから判断するに、家族に関しての不満はあまりなく、過去を断ち切っていると言って良いでしょう。(こちらもコミックス4巻129ページ参照。)
三玖は過去に関して不満に思っているような描写は少なく、どのように思っているかどうかは不明です。おそらくあまり不満はないのかなと思います。
二乃、四葉、五月の3人は自分たちの過去に対して、何かしら思うところがあるはずです。
零奈は風太郎に過去の思い出を断ち切って、前に進んで欲しいと願って居ます。
おそらく零奈自身も、過去の自分を忘れ、思い描いた理想の自分に向かって努力し続けているのでしょう。
(零奈の正体は、女優という夢に向かっている一花なのでは…。げふんげふん。)
風太郎は過去と向き合うことができるのか?
昔の風太郎が姉妹の家庭教師をやって居た理由はお金と家族のためでした。
しかし現在ではお金以上に姉妹のことをとても大切にしています。その証拠に、彼女たちの力になれるのならばと思い、徹夜で問題集を作っていましたね。
僕たち読者から見たら、主人公である風太郎は姉妹と関わることで、性格が大きく変わって成長しているのがわかるはずです。
風太郎が零奈に認められるためには、姉妹と関わってからの自分の成長を認識しなければいけません。
現在の風太郎は、自分は京都の修学旅行の思い出にとらわれているせいで、自分の成長を実感できなくなっていました。
ですので零奈は、風太郎に京都での出来事を忘れて欲しいと思ってしまうのです。
しかしながら風太郎は零奈と再会するために、今まで勉強を必死になって頑張ってきまいした。彼にとって零奈との再会は、火影になることや、海賊王になることと同義なのです。
少年漫画の主人公にとって、自身の夢というのはアイデンティティのようなものです。本来ならば絶対に消失してはいけません。
零奈との再会がヨットから落下してしまうという、最悪な結果になってしまったため、風太郎は零奈との再会という夢に敗れ絶望の淵に追いやれてしまいましたね。
風太郎が再び立ち上がるためには、火影や海賊王と同じぐらい魅力的な夢を、もう一度見つめなければいけません。
神の視点を持つ読者は「二乃たち五つ子姉妹がいるんじゃないか」と思ってしまいますが、現在の風太郎は夢敗れた直後の状態。そのことに気づくのは難しいでしょう。
仮に僕が風太郎と同じような状況になってしまったのなら、半年ぐらいは引きずってしまいますね 。
風太郎は少年漫画の主人公です。新しい夢や目標を見つめて、再び立ち上がることができるでしょう!頑張れ!
次回、二乃と金太郎再び!
そんな感じで風太郎は二乃とふたりっきりの時間を過ごしました。
二乃は他の姉妹がいないせいなのか、風太郎に対して等身大の姿で接して、喜怒哀楽の色々な表情を見せてくれるようになったのです。
風太郎は二乃という人物について理解が足りていないと考えたのか、再び金太郎の姿で現れることにしました。
金太郎とは金髪のカツラを被った風太郎のことです。二乃の好みのタイプだそうで、写真を見ただけでのはずの二乃のハートを一瞬で仕留めます。
林間学校にて偶然ふたりは運命的に出会うものの、それ以降、再会する事はありませんでした。
だがしかし!次回は金太郎と二乃が再会するのです!神回の予感しか感じません!
当ブログの管理人は金太郎回にて心を撃ち抜かれてしまい、萌え死んでしまいました。おそらく次回もやばくなるのかなと思い、覚悟を決めています。
早く来週にならないかな!
(零奈の正体については、また別の機会でじっくり書こうかなと思っています。)
まだ中野ママ亡くなったとは明言されてはなかったような…