今回は『鬼滅の刃』の感想です。
なんと炭治郎が鬼になってしまいました。
無惨が死際に血を全て炭治郎に流し込んだのが原因ですね。
鬼になってしまった炭治郎は強く、連戦にてボロボロになってしまった鬼狩りたちでは倒すのが困難でした。
その上、鬼の弱点である日光まで克服しています。
勝てっこありませんね。
鬼舞辻無惨が想いを託すのは納得できない
私の思いもまた不滅なのだ 永遠なのだ 私はこの子供に想いの全てを託すことにする
鬼舞辻無惨の台詞より
これは今回死際の無惨の回想ですね。
瀕死状態のキャラクターが他のキャラに自分の夢を託す。これはジャンプのみならずあらゆる漫画作品によくある熱い展開だと思います。
しかし託す相手が無惨だと、ちっともワクワクしないんですよね…
私が主人公に想いを託して死んでしまったキャラクターとして真っ先に名前が上がるのは『NARUTO』のペインですね。
彼はナルトたちと敵対する犯罪組織”暁”のメンバーでしたが、その目的は「世界平和」という敵味方問わず誰しもが心の底から望んでいるような物でした。
その夢を叶えるためにナルトたちと対立するのですが…その詳細は『NARUTO』を読み返して思い出してみてください。
ペインはナルトに倒されました。
ナルトと対話することにより希望を取り戻し、自分の夢を託すことにします
そして死者を蘇らせる忍術”外道輪廻転生”を使い、自分が殺した木の葉隠れの忍たちを蘇らせ、自身はその代償で死亡してしまいました。
ペインはナルトに「平和」という誰しもが心の底から願っている夢を託しました。
一方で無惨はどうでしょうか?
彼が願いを託すのは自分を殺した鬼狩りへの復讐。つまり自分のためですね。
- 誰もが望む世界の為に夢を託したペイン
- 自分のために一方的に復讐心を押し付けた無惨
無惨は自分のことしか考えていないので、彼が夢を託してもグッとこないのです。
しかも彼が夢を託した相手は鬼狩りである炭治郎です。彼は自分の仲間を殺すことを望んでいるはずがありません。夢を託されても困ってしまいますよ。
鬼化した炭治郎について
鬼化した炭治郎は鬼の弱点である日光を克服していましたね。
炭治郎は無惨に致命傷を負わせた耳飾りの剣士”継国縁壱”と同じ日の呼吸を使用します。
その上妹である禰豆子は太陽の光を克服しています。
血縁者及び関係者を考えると、炭治郎が日光を克服することにも納得することができますね。
鬼の戦闘力は与えられた鬼舞辻無惨の血の量と比例します。なので鬼たちは任務の報酬として無惨から血を提供されることもありましたね。
上弦の鬼たちは無惨から多くの血を提供されています
瀕死状態といえど無惨から全ての血を提供された炭治郎は絶対に最強レベルの鬼になるはずです。
ここから鬼血術を使用することも考えると、鬼炭治郎の戦闘力はとんでもないことだということが容易に想像できます。
人を殺す前に炭治郎を殺せ!!
冨岡義勇の台詞より
冨岡さんは炭治郎を殺す覚悟を決めています。
斬れねえ だめだ炭治郎 できねえ
嘴平伊之助の台詞より
一方で伊之助は炭治郎を殺す覚悟を決められず、首元に刃を入れることができませんでした。
なのでおそらく伊之助が炭治郎を殺すことはないと思います。
はたして炭治郎を殺すのは誰になるのでしょうか?
やっぱり禰豆子か冨岡さんの仕事になってしまうのでしょうか?
あるいは炭治郎がここから自我を取り戻すという可能性も十分考えられます。
はたしてどうなるんでしょうね?
最後に
- 炭治郎鬼化
- 鬼なのに太陽の光を浴びて死なない
- 伊之助は炭治郎を殺せない
戦場に禰豆子が向かっているので、話が動くとしたらそこからですね。
いい感じにハッピーエンドになってくれるといいのですが、そうもいかないのが本作の世界です。
はたしてこれから炭治郎はどうなってしまうんでしょうか。
今回の内容を踏まえてイラストを書いてみました。
鬼状態になっている炭治郎の顔を表現するのに手こずりました。
また伊之助の怪我具合もいい感じに表現できたので大満足です。