この記事には『Fate/staynight』『Fate/Apocrypha』のネタバレを含みます。
あなたはランサーが好きですか?わたしは好きです。
ランサーはルートによってはピンチになった士郎たちを助けると言う、わたしたちには出来ないような最高にカッコいい行動を平然と行います!
その男気溢れる行動にシビれる!憧れるゥ!
そんなカッコいいランサーの兄貴ですが、日本での知名度はそんなになかったようで、サーヴァントとしての知名度補正があまりかかりませんでした。
故郷であるアイルランドで召喚された場合、戦車や城の宝具、スキル不眠の加護が付与されます。
それによって、セイバーのアルトリアペンドラゴンやバーサーカーのヘラクレスと同じぐらいの実力を発揮できると言われていました。
そこで今回はランサーの兄貴がアイルランドで召喚された場合の強さ、パーフェクト・クー・フーリンの実力について考えていこうと思います。
目次
ランサーの宝具について復習
ランサーの持つ槍ランサーの槍ゲイ・ボルクは因果を逆転させる”原因の槍”とも呼ばれています。
その槍によって生まれた傷は以下の方法でしか治療する事が出来ません。
- 高い幸運値を持つ
- 全て遠き理想郷(アヴァロン)などの呪いも治癒できる宝具を使う
- ランサーを倒す
ランサーが槍の真名解放して放つ、「刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)」のランクは「B」であり、おそらくその傷を癒すためにはそれ以上の宝具を使用しなくてはいけないはずです。
本作の冒頭でアーチャーのマスターである遠坂凛が、ランサーの攻撃を受けた士郎の傷を治療しました。
その魔力源として先祖代々伝わるペンダントに入れてあった、歴代の遠坂家当主が貯めた魔力を全て使用します。
凛が自分の魔力を貯めた宝石5個分の魔力がAランクに相当します。ペンダントの魔力量は宝石5個分よりも多いはずなので、Aランク級であることは確実でしょう。
全て遠き理想郷(アヴァロン)とは規格外のEXランクの宝具であり、セイバーの聖剣の鞘であり、所持している人間の傷を瞬時に癒す効果があります。
- 遠坂家の家宝のペンダント
- 全て遠き理想郷などのEXランクの宝具
これらの魔術礼装や宝具を用意するのは非常に難しく現実的ではありません。相当運が良くない限りほぼ無理ですね。
ランサーから負わされた傷を治す為には、彼自身を倒すのが手っ取り早く現実的です。
因果を逆転させる必中の槍「刺し穿つ死棘の槍」
ランサーが宝具の真名解放をして発動する必殺技その①です。
その効果は「相手の心臓を確実に射抜く」という結果を確定させると言うものであり、ランサーは投げた槍を相手の心臓に必中させることが可能です。。
サーヴァントの心臓には「霊核」と言う弱点があり、それを破壊された場合は消滅します。
要するにランサーの「刺し穿つ死棘の槍」は、敵サーヴァントを絶対に倒せる必殺必中の最強の宝具なのです。
本作の序盤にてランサーはセイバーにこの宝具を使うものの、彼女を殺せませんでしたね。その理由は以下のようになっています。
- ランサーがマスターから「おまえは全員と戦え。だが倒すな。一度目の相手からは必ず生還しろ」と言う命令を受けて全力を出せなかった
- セイバーは最適な行動を瞬時に悟るスキル、「直感」をAランクで所持していた
- セイバーの「幸運」のランクがBであり、避けられた
要するにセイバーの運が良かったから、たまたま避けられただけです。普通のサーヴァントだったら死んでいます。
強力な「刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)」ですが、その弱点は数多く存在しています。
- 死んでも蘇る相手には効かない
- ランサーが槍を投げれる範囲でしか効果が適用されない
作中でイリアスフィール・フォン・アインツベルンが契約したバーサーカー(ヘラクレス)は「十二の試練」という宝具を所持しています。
それにより魂のストックを11個所持しており、12回殺さないと死なない上に、1度受けた攻撃が無効になります。
「刺し穿つ死棘の槍」を使用しても殺すのが不可能なバーサーカーは、ランサーにとって相性が最悪の相手のひとりです。
また敵マスターが令呪を使用して、サーヴァントの位置を移動させた場合は、必中の効果が無効になります。
破壊力に特化した「突き穿つ死翔の槍」
ランサーの必殺技その②
彼が全力で走った後に空高くジャンプして、槍を全身全霊の力で投げることで発動する対軍宝具です。
「突き穿つ死翔の槍」には「刺し穿つ死棘の槍」のような、因果を逆転させて敵の心臓を確実に射抜く効果ありません。
しかし効果範囲が広すぎる上に強力なので、攻撃をかわす事も防ぐ事も難しく、あちらとは違う意味で必殺必中の技となっています。
アーチャーの見立てでは、オーディンの使う「大神宣言(グングニル)」の威力を上回っているようです。
複数の敵をまとめて倒せるというメリットがあるものの、使用魔力が多すぎるというデメリットも抱えており、連発するのは不可能です。
凛ルート『UnlimitedBladeWorks』でアーチャーと戦った時に使用しましたが、彼の持つ無敵の盾「熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)」によって防がれました。
ランサーの追加宝具などについて考察
パラメーターが全て上がるのでは
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
B | C | A | C | E | B |
これがマスターが言峰綺礼の時のランサーのパラメーターです。
サーヴァントのステータスを決める要素は以下の3点。
- 土地
- 知名度
- マスターの魔力
サーヴァントは自身の生まれ故郷など、伝承に関わる土地に近づくほどに強くなります。
ランサーは日本では知名度が低いサーヴァントであったため、この知名度補正があまり乗りませんでした。
ですので未来から来たサーヴァントであるため、知名度補正がかからない凛のアーチャーと同程度のパラメーターになってしまいます。
しかし故郷のアイルランドでは、彼の生き様は伝説として語られているため、知名度補正の恩恵を最大限に受けることができます。
『Fate/Apocrypha』ではウラド三世というサーヴァントが故郷のルーマニアで召喚されたのですが、そのパラメータは狂化を付与されたバーサーカー並みに高いと言われています。
知名度補正が最大にかかると、パラメーターを1段階上げる狂化と同じぐらい能力が上がるのではないかと考えました。
ですのでアイルランドで召喚されたランサーのパラメーターは、このようになるはずです。
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
A | B | A+ | B | D | A |
戦車の宝具は便利だと思う
戦車の宝具と聞いたら、ライダーのクラスのサーヴァントの顔が思い浮かびますよね。
ランサーが戦車の宝具を得た場合、『Fate/Zero』のイスカンダルの戦車「神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)」に近い性能になるんじゃないのかと思います。
「神威の車輪」を操ることでイスカンダルは空を高速で移動することができます。それによって敵の追跡を逃れ、自陣に帰れるようになりました。
それによってイスカンダルとそのマスターの潜伏先は、聖杯戦争終盤まで見つからず、2人は他のマスターから追撃されることはありませんでした。
高速移動ができるという性質上、敵の追跡を逃れやすく、アサシンクラスの不意打ちの攻撃を受ける心配もありません。
また「神威の車輪」には「遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ)」という対軍宝具を発動させる機能があり、それを使用した場合戦車で引いた相手に大ダメージを与えることが出来ます。
ランサーは乗り物を操る「騎乗」のスキルが備わっていないので、A+クラスの「騎乗スキル」を持つイスカンダルよりも戦車を操る能力は劣ってしまうはずです。
またランサーには目に見えた相手の飛び道具を無効にする「矢よけの加護」というスキルを所持しています。
彼を遠距離から攻撃しようと思うと、目視できない距離から狙撃するか、矢自体を「矢よけの加護」の影響を受けないような強力な宝具にするぐらいしか手段がありません。
矢自体を宝具にするサーヴァントなんて、凛のアーチャーやギルガメッシュぐらいです。そう何度も聖杯戦争で顔を合わせることはないはず…です。
ランサーは「矢よけの加護」を持っているので、宝具以外のアーチャークラスからの攻撃を無効に出来ます。
よっぽど宝具が強力でない限り、アーチャークラスのサーヴァントが戦車に乗ったランサーを倒すのは難しいでしょう。
戦車に乗ったランサーは、敵の遠距離攻撃を無効化しつつ、近く相手を戦車で引き倒すことが出来るようになります。
城の宝具を使用するのは現実的ではないかも
『Fate/Apocrypha』に登場したアサシンクラスのサーヴァント・セミラミスは「虚栄の空中庭園(ハンギングガーデンズ・オブ・バビロン)」という城の宝具を使用します。
その効果は以下のような感じです。
- 城塞にいる場合、全てのステータスが1段階アップする
- 城塞の中はセミラミスの領地である為、知名度補正のかかったサーヴァントを弱体化できる
- 「驕慢王の美酒(シクラ・ウシュム)」という、毒を作れる追加宝具を使用可能
今回はランサーがアイルランドで召喚された場合を仮定して考察しています。
ですので城の宝具の中と外ではサーヴァントの知名度補正は変わらないので、自身と敵のステータスを変動させることは出来ません。
ランサーがアイルランド以外の土地で、城の宝具が使用可能な状態で召喚した場合は、敵を城に招くことで自身の能力を上げ、反対に敵の能力を下げことが可能になるでしょう。
城の宝具を使用した場合、ゲイボルクに加えて、そこでしか使えないような新しい宝具も使用可能になるかもしれません。
多くのメリットがある城の宝具ですが、その性質上ライダークラスの乗り物よりも巨大になってしまうので、自分以外の他のサーヴァント全員から集中攻撃を受ける危険性が大きいです。
『Fate/Apocrypha』はサーヴァントが赤と黒の二つの陣営に分かれて戦うストーリーなので、敵陣に攻める役と自陣を守る役に分かれて戦闘を行う展開も行われました。
セミラミスを守ってくれる味方がいるため、『Fate/Apocrypha』では城の宝具は上手く活用されたのですが、普通の聖杯戦争では使い物にならないと言われています。
なのでクー・フーリンが城の宝具を得たとしても上手く使えない可能性が高く、戦力にはあまり影響がないと考えます。
不眠の加護はあまり強いスキルではないのでは?
不眠の加護というスキルは、『Fate/complete material I・II・III』に名称が出ているだけであり詳細は不明。
その名前からして、寝なくても戦闘が可能になるというものになると予想します。
便利なスキルに見えますが、サーヴァントは睡眠を必要としないため、「不眠の加護」は無駄なスキルだと考えます。
アイルランドで召喚された最強のランサーの能力はこんな感じ
ステータス
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
A | B | A+ | B | D | A |
保有スキル
矢よけの加護(B) | 宝具以外の遠距離攻撃が無効になる。 |
ルーン(B) | 並みのマスターよりも強力な魔術が使用できる。攻撃はもちろん敵の探索も可能。 |
神性(B) | 神と関わりのあるサーヴァントである証。アキレウスなどの神性持ちが苦手なサーヴァントに対して優位になれる。 |
仕切り直し(B) | 戦闘から抜け出せるスキル。戦車の宝具を持っている場合どんな敵からでも逃れることが出来るはず。 |
戦闘続行(A) | 死に際でも戦闘を続けられるスキル。令呪によって自害を命令された後でも少しだけ行動可能。 |
不眠の加護(ランク不明) | 寝なくても戦闘ができる。正直あまり意味がないと思う。 |
使用宝具
- 確実に相手を殺せる必殺・刺し穿つ死棘の槍
- 複数の相手に攻撃できる・突き穿つ死翔の槍
- 敵の追跡を逃れることが出来る・戦車の宝具
- アイルランドで召喚された場合はあまり意味がない・城の宝具
アイルランドで召喚された場合のランサーの強さはこんな感じになると思います。
元々持っていた「対魔力」と「矢よけの加護」のスキルによって、キャスタークラスとアーチャークラス(赤いアーチャーとギルガメッシュ除く)に強いです。
その上戦車に乗ることにより、敵の感知を受ける心配がなくなるのでアサシンクラスにも強いでしょう。
本人のパラメーターも高いので、例え相手がセイバークラスやバーサーカークラスであろうと、対等以上に戦えると思います。
アイルランドで召喚されたランサーはセイバークラス並にパラメーターが高くて、ライダークラス並に宝具やスキルがマシマシの超強力チートサーヴァントになると考察しました。
そして何よりも幸運度が「E」から「D」になるのが素晴らしいと思います。
追加される宝具やスキルについて考えてみたところ、戦車の宝具は敵の偵察を逃れる有能宝具だと予想。しかし城の宝具と「不眠の加護」はあまり強そうには思えませんでした。
- 真名解放を無効化にするチート固有結界を使う・オジマンディアス
- 宝具を5個もつ上に、神性を持たない敵の攻撃を無効にするチート・アレキウス
- 幸運度「D」なので、自害することなく幸せそうに死んだチート・カルナ
これだけの実力があれば、各『Fate』シリーズに1人はいるであろう、チートサーヴァント達に対しても対等に戦えると思います。
なお「十二の試練」を一気に削る手段がないので、バーサーカーのヘラクレスに弱いのは変わらないはずです。
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クーフーリンの城って内に籠って戦うというより
押し合い勝負とかで使われてる逸話的に相手に投げつけたり城で押し潰すような攻撃宝具になりそうw
刺しボルクは投げて届く範囲じゃなくて槍を手に持って届く範囲な。
投げの距離で因果逆転出来たら父親筋の能力になるってきのこがコンマテで説明してる。刺し穿つ死棘の槍はあくまで近接の範囲でしか効果発動しない、レンジもディルのゲイジャルクと同じになってる。その程度の知識で記事書くな。