約束のネバーランド第68話「こんなものだよ」の感想です。
前回に引き続き、戦闘狂の鬼”レウウィス卿”による「鬼達TUEEEE」展開です。彼らの攻撃によりエマたちのメンタルは死んでいきますが、僕たち読者は人が死んでいくたびに「面白い」と感じてしまいます 。
グロ漫画の楽しみは絶望しきったキャラを見る事ですね。心の底からワクワクします。
普通なら読者に不評そうな展開ですが、これで掲載順が上の方にあるから不思議です。
前回の感想はこちらの記事でチェック!
目次
エマの助けた子供は死んだ
前回エマは鬼の集団から子供3人を助けましたが、レウウィス卿によって3人のうち2人は殺されてしまいました 。
しかもレウウィス卿は普通に殺すだけでは飽き足らず、絶望感を植え付けるために、殺される姿を見えるようにしています!
唯一テオという小さい男の子は生き延びたものの、お兄さんとお姉さんが目の前で無残に殺されてしまいました 。彼のメンタルはズタボロです。
もちろん鬼たちの狩りによって人が死ぬのは当たり前で、毎回4人の死人が出るみたいです。
鬼たちの晩餐
このシーンは見ていて絶望感しか感じませんでした。
テオを始めとしたゴールディポンドの子供たちが泣き叫び悲しむ中で、鬼たちは城の中で優雅なお食事会を開いています。しかも今回収穫したと思われる人肉は丁寧に料理までされているのではないですか!
鬼たちは豪華な料理を楽しんでいますが、我々人間は怒りの気持ちでいっぱいです。
鬼に対して怒っているのはエマだけではない!
ゴールディポンド内のリーダー格の青年も殺された仲間の人数を聞いて怒りの表情を隠せませんでした。この施設の理不尽さに怒っているのはエマだけでは無いようです。
レウウィス卿は戦い慣れている
エマからはぐれた後、エマが3人に出した指示を先読みして風上の方へ移動。そこで逃した獲物を再び発見して刈り取りました 。
彼はエマ指示を「素晴らしい」と絶賛していました。おそらくレウウィス卿はかなり戦い慣れていて強者の考え方が手に取るようにわかるのでしょう。
今回人間たちはレウウィス卿に一方的にやられてばかりです。これからの逆転劇に期待ですね 。
気になった点
今回新たに張られた伏線や個人的に気になったことをまとめていきます。
ゴールディポンドにはノルマが課せられている?
レウウィス卿「兎を狩るのは趣味ではないのだが どれでもいいや」
レウウィス卿は人間をいたぶるだけの戦いを好みません。しかし今回では戦う目的以外の理由で渋々人間を殺していました 。
彼がゴールディポンドにいる理由も人間と命を賭けたスリリングな戦いをしたいからです。
そんなレウウィス卿が敵意のない人を殺すなんて、何かしらの理由があると思いませんか?
あくまで予想ですが、その理由というのはゴールディポンドには参加者に「決められた個体数の人間を狩れ」と言う指令が出ているからだと思います。
レウウィス卿が敵意を欲しがる理由
これも謎ですね。
レウウィス卿はエマを始め食幼児たちから敵意を集める為に、子供たちを残虐な方法で殺しています 。
前回、人間が敵意を持っているほど味が美味しくなる 事がほのめかされてました。
しかし敵意を集めるだけで美味い脳が食べれるなら、量産型農園で人間を育ててからテキトーに襲いかかるだけで良いはずです。グレイス=フィールドのような巨大な施設を作る意味が無くなってしまいます 。
レウウィス卿が敵意を集める理由は何なのでしょうか。気になります。
ゴールディポンドの鬼は脳を食べるの?
晩餐のシーンにて、肉を食べている鬼の姿は確認できましたが、肝心の脳を食べている鬼は発見できませんでした 。
今回の狩りによって殺された人間は4人ですが、晩餐に出席している鬼は5体なので、脳を我慢しなければいけない鬼が出てきます 。
鬼にとって人間の脳は特別なものです。より美味しい脳を食すためならグレイス=フィールドのような巨大施設を作ったりと時間や手間も惜しみません。
いくら知性鬼だったとしても、人間の脳を食べれなかったら文句の一つぐらい言いたくなるはず です。
まとめ
新年号に入ってからエマたち人間の活躍する機会はなく、レウウィス卿無双の状態が続いています 。
あいつは”敵意を持った強い相手と戦う”という自分の欲望のためなら何でもする所が恐ろしいですね。
エマたちはそんな恐ろしい相手とどのようにやり合っていくのでしょうか?これからの展開から目が離せません!
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