この記事には週刊少年マガジン掲載文の『五等分の花嫁』のネタバレがあります。
今週の『五等分の花嫁』にてまたしても超展開が訪れました。
な!な!なんと!
一花は昔、風太郎が京都で出会っていたのです!
つまり、どういうことだってばよ!
一花は自分と風太郎は昔出会ったことがあると伝えたものの、三玖に変装して風太郎を騙してしまったため、信じてもらえなくなっただけだったのです。
この超展開に驚かされた人もたくさんいることでしょう!
目次
一花について復習
二乃曰く、出会った当初から風太郎を気にかけていた
今回二乃は風太郎が家庭教師として赴任したその日から、一花が彼のことを気にしていたと言っていました。
この時の風太郎は勉強が出来る上に髪を黒く染めているインキャでした。金髪のヤンキーだった京都の頃とは真逆。
この時の一花は風太郎の容姿から、彼が京都で出会った男の子だと気が付いていたのかもしれませんが、その根拠が少なく確信が持てなかったはずです。
つまり半信半疑あっちこっちー(^o^三^o^)という状態だったと思います。
花火大会は、風太郎の行動に惚れただけだと思う
コミックス2巻での花火大会は、姉妹たちと亡くなった母の思い出が詰まったイベントでした。
それなのにも関わらず一花は参加するのを放棄して、女優として重要な役を得るためのオーディションへ出ます。
一花はその時の風太郎の助言によって迷いを吹っ切ることができ、見事に役を勝ち取りました。
この出来事は一花が風太郎のことを好きになる出来事であり、丁寧に描写されていました。
花火大会の一花は風太郎の正体に気が付いていない筈なので、単純に彼の心遣いに惚れただけだと思います。
確信したのは林間学校
今回にて描写されたように、一花が風太郎と昔出会ったことに気がついたのは、林間学校での肝試しの時でした。
一花は自分が好きになった男子が、幼い頃に運命的な出会いをした男の子だと思わなかった筈です。
彼女にとっては前前前世から探していた男の子と自分が好きになった人が同一人物だった訳ですよ。
絶対に「偶然の一致か運命の合致?一体どうなってるんダ・ヴィンチ!」とか思い、驚愕したはずです。
女優を目指したのは風太郎との出会いがきっかけなのでは?
修学旅行にて風太郎は、親父の仕事部屋から拝借したカメラを所持していました。
親父が風太郎が京都で女の子にあっていたことを知っていたのは、カメラの中にあるデータを見たからでしょう。
もしかすると、一花は風太郎と出会ってことによって画面の中に映る自分の姿をイメージするようになり、やがて女優になろうと思ったのかもしれませんね。
五月は生徒手帳の写真の女の子ではない
五月は零奈として風太郎の眼の前に現れましたが、零奈≠生徒手帳の写真の女の子だったため、五月は幼い頃に風太郎と出会っていないことになります。
まずは謝らないといけないことがありますね。
私は以前コメントでいただいた、零奈≠五月説を記事を書いてまで否定してしまいました。
すいませんでした。
というか零奈≠生徒手帳の写真の女の子説を出した人って天才ですね。わたしじゃ思い浮かびもしませんでした。
実際の所、零奈≠五月はかなり予想外だった訳でありまして、今回の展開は非常に衝撃的でした。
またわたしは以前にこんな文章を投稿しています。
零奈はボートから立ち去る際に、生徒手帳の写真をお守りの中に封印します。
生徒手帳の写真はお守りよりもサイズが大きくなっており、小さいお守りに入れようと思うと、小さく折りたたまないといけません。再び開封した頃にはぐちゃぐちゃになっているでしょう。
生徒手帳の写真の女の子と風太郎にとってその写真はかけがえのない思い出が詰まったものになっています。
五月≠生徒手帳の写真の女の子だと仮定した場合、五月は他人の思い出の写真をぐちゃぐちゃにした外道になってしまいます。
その時の五月は風太郎を好きになっておらず、ただの友達として見ています。
現在の一花のように闇落ちしているはずが無いので、五月には他人の思い出を踏みにじるような理由がありません。
これからわたしは五月を外道と見なければいけないことになります。
実際なんで五月は零奈になったの?
ひとまず状況を整理しましょう
- 五月=零奈
- 生徒手帳の写真の女の子≠零奈
2019年5月22日追記。
京都の生徒手帳の写真の女の子の正体は四葉であり、一花ではなかったようです。
五月は風太郎が林間学校で倒れた時に、生徒手帳の写真の女の子(一花)との思い出を聞いています。
その上に第1巻にて二乃に睡眠薬を飲まされた風太郎をタクシーで送迎しており、その時に風太郎の生徒手帳の写真、つまり一花と風太郎のツーショットを目撃していました。
五月は物語が開始した時から、風太郎と一花の関係に気付いているのです。
それなのにも関わらず期末試験では零奈の姿で現れて、まるで自分が生徒手帳の写真の女の子のように振る舞っていました。
期末試験は風太郎が家庭教師の仕事が上手く行かず、精神的に死んでいたのでフォローしたいという気持ちもあったのかもしれません。
しかしそれ以降の五月は、零奈の姿で好き勝手にやりながら、風太郎の攻略を目指していました。
五月は2人の大切な思い出を勝手に借用した上に、ぐちゃぐちゃにしている相当困った子なんですよね。
一花は演技能力に長けているので、五月に零奈の役を頼むのであれば、自分がやったほうが早いと考えるはずです。
五月=零奈の行動には違和感を感じる箇所がたくさんあるので、その行動の理由を説明して欲しいなと思います。
四葉とはなんだったのだろうか
四葉も風太郎のことが好きだったようなのですが、以前黒薔薇女子の問題で他の姉妹に迷惑をかけたことから、自分の恋心を封印することを決めました。
そんな彼女が三玖に協力していた理由は、いつも消極的な三玖にチャンスを与えたかったからという理由でした。
わたしは三玖が風太郎にキスしたヒロインであり、四葉がそのシーンを目撃していたからなのではないかと思いましたが、外れていたようですね。
この時の四葉の口ぶりからすると、三玖以外の姉妹の気持ちにも気が付いていたとも取れますが、その気持ちをあえてスルーしている可能性もありますね。
特に二乃の風太郎へのアプローチの頻度は高く、一緒にいたら気がつくレベルだったと思います。
三玖には二乃のような積極性はないので、四葉はそこら辺の不利を調整しようとしていたのだと考えました。
2019年5月22日追記。
京都の生徒手帳の写真の女の子の正体は四葉であり、一花ではなかったようです。
姉妹全員が逆だったかもしんねェ
一花と三玖は2人とも演技能力に秀でているという特徴がありました。
以前にも軽く書きましたが、一花が風太郎にアタックしまくっていた場合、三玖が一花の恋の邪魔をしていた可能性だってあります。
女優は2次元では正直弱い属性ではありますが、3次元では他の属性が霞んでしまうほどのチート属性です。対抗できる属性なんて普通の女子高生では得る事がまず不可能。
中野家の五つ子姉妹たちは、生まれたタイミングも何もかもが同じでした。
作中で二乃が言っていたように、何かしらの要素がズレていたら他のヒロインが生徒手帳の写真の女の子になっていたのかもしれませんし、ダークネス化して他のヒロインを蹴落とそうとしていたのかもしれません。
生まれも育ちも同じ”五つ子姉妹”だからこそ、全員に平等にチャンスがあったのです。
一花のこれからについて
一花は姉妹と離れようとしている
一花は今回の修学旅行が、姉妹全員での最後の旅行だと言っています。
この旅行が終わった後、一花は姉妹と別々の道を歩むつもりです。
おそらくは女優の仕事に集中するために、一人暮らしでもするのではないかと思います。
五つ子姉妹は喜びも、悲しみも、怒りも、慈しみも5人で分かち合う運命です。花火大会の時に言っていました。
一花だけ離れ離れになるのは、この誓いに背くことになってしまいます。
一花は報われるのでしょうか?
一花は生徒手帳の写真の女の子でしたが、今までの行動のせいで風太郎にその正体を疑われてしまいました。
確かに自業自得ですが、個人的には風太郎に一花の正体に気づいて欲しいと思いますね。
だってこのままでは一花が可哀想じゃないですか!
姉妹の正体を見破るためには愛が必要。風太郎が五つ子姉妹全員を平等に愛しているのであれば、零奈や生徒手帳の写真の女の子などの複雑な関係を全て暴ける筈です。
逆に姉妹の中の誰かひとりだけを愛するのであれば、一花と風太郎は一生すれ違いをしたままでしょう。
主人公がヒロインの正体に気が付かず作品が終了するという展開は、切ない系の一般小説に多いような気がします。
一花と風太郎はこのままの関係で終わってしまう可能性も十分あるでしょう。
最後に
風太郎が三玖の告白にどう反応するのか気になりますね。
このままいくと三玖エンドになる可能性が9割ぐらいだと思いますが、はたしてどうなるのでしょうか?