『りゅうおうのおしごと!』の主人公”九頭竜八一”は棋士として優秀な成績を収めている上に、指導者としても優秀で小学生の弟子を二人同時に育成しています。
そんな八一を育てあげた”清滝鋼介”も優秀な指導者ではないかと予想できます。
ということで今回は主人公の九頭龍八一とその師匠”清滝鋼介”はどっちが指導者として優れているか考察してみることにしました。
清滝鋼介とは
B級棋士。主人公「九頭龍八一」の師匠であり、ヒロインの一人「清滝桂香」の父。
不器用な男で自分の気持ちを素直に伝えることができなく、照れ隠しに暴言を吐いてしまうこともしばしばあります。
ですが、常に他人を思いやる心を忘れないので、弟子たちをはじめ、いろんな人から非常に尊敬されています。
ですが、あいをはじめ小さい子にはとても甘いです。
清滝鋼介の弟子
- 九頭龍八一
- 空銀子
- 清滝桂香
6巻現在では、弟子全員女流棋士かプロ棋士になっており、一応将棋で飯が食えるような状態です。
そのうち2人がタイトルホルダー。鋼介の指導能力の高さがわかります。
九頭龍八一の弟子
- 雛鶴あい
- 夜叉神天衣
天衣は最年少女流棋士の記録を持ちます。
八一の教育方法
主に弟子が成長するための環境を作っているという感じですね。
弟子の能力を理解して、彼女たちに足りないものを分析して、その能力を補うための修行場所を積極的に用意しています。
原作2巻で天衣を新世界に連れて行ったのも、天衣は定石どうりの将棋はさせるが、ハメ手のような定石外の戦術に弱いと判断したためです。
その弱点を克服させるのと同時に盤外戦術を覚えてほしいという思いもありました。
昔の鋼介の教育は非常に厳しかった
原作3巻の「桂香の記憶」にて。
桂香の母は小さい頃になくなっていまいました。綱介は娘の桂香にこの世をいく抜くための術を叩き込もうとします。それが将棋でした。
早く一人前になってほしいという思いから、厳しく指導するものの、彼の思いとは裏腹に桂香はどんどん将棋が嫌いになっていきます。
そんな桂香を見ているのが辛かったのか、綱介は娘に将棋をやめるように進めます。
娘が将棋を嫌いになったと気がついた時は、綱介も辛い思いだったのでしょう。
八一の教育方針は鋼介の真似
八一がプロ棋士になることを志したのは、綱介のようになりたいという思いがきっかけです。今でも彼のことを尊敬していますし、教育方針にも大きな影響を与えたと予想できます。
そういえば、綱介も弟子に対して具体的な指導をしている場面が少ないです。
綱介も八一と同じように環境を与えて自分自身で勝つために必要なことを学び取らせるような指導法をしていると思います。
まとめ
師匠として優秀なのは 清滝鋼介だと予想します。
綱介本人は昔、指導に関しては自信がなく 、八一の師匠になる資格がないと言ってまいした。
ですが、タイトルホルダーを二人を育てた実績を出してしまった以上、『りゅうおうのおしごと』の作中で最高の指導者であると言っていいですね。
綱介の兄弟子には 関東将棋連盟の会長である月光聖市がいます。彼は目が見えないながらも永世名人の称号を手にしています。
もしかしたら彼らの師匠 (故)坂井十三はとてつもなく優秀な指導者だった のかもしれません。
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