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絶頂除霊 (テクノブレイカー)とは相手を性的に絶頂させることで、どんな悪霊怪異でも消し去ることが出来るとんでもない卑猥能力!!
考えた人、最高に頭悪いです(褒めています)
「なんか面白いラノベないかな」と思いながら、インターネットの海を彷徨っていたら偶然本作『出会ってひと突きで絶頂除霊!』を見つけました。
僕はライトノベルや一般小説なども好きで、よく読んでいるものの、小説系の作品でのファンタジーは苦手で無意識に敬遠してしまいます。ですが本作は冒頭を読んだだけで物語の世界にグイグイ引き込まれました。
良いよね!絶頂除霊!
『出会ってひと突きで絶頂除霊!』は卑猥能力で悪霊を祓う話!
主人公”古屋晴久”の能力は冒頭で話した絶頂除霊です。どんな怪異でも一撃で倒す能力を有しています。
能力を解放すると”快楽備孔”という相手を絶頂させることができるツボが見えるようになり、そこをひと突きするとどんな強力な悪霊でも興奮してしまい一瞬で消え去ります。
皆様も予想しているように、この能力を使われた相手は男女問わず「んほおおおおおおおっ!? 」や「あああひいいいいっ♡ 」と言った性的な奇声を放ち絶頂してしまいます。
主人公が人前で絶頂除霊を使わないのは除霊後に社会的に抹消されるからです。もちろん我々読者も電車の中などの公共の場では文庫のページを開くことも許されません。
ふざけた内容なのに物語としてしっかりしている
主人公のふざけた能力だけを見るとただの変態アホ小説としか思えません。しかし物語を盛り上げるための謎や伏線も存在し以外とストーリーがしっかりしています。なのでページを進める手が止まりません。
晴久の目的の一つに絶頂除霊というふざけた能力を捨て去るという物があります。
この能力は悪霊を払う組織”退魔師”によって情報規制されており使用者である”晴久”本人にも詳しい情報が与えられていない状況です。物語を進めるにつれて”絶頂除霊”の秘密が少しずつ明らかになりますが、同時に新しい疑問も出現します。謎は深まるばかりです。
やっていることはアホなのに読み進めるにつれてストーリーが奥深くなっていくのです!
果たして”絶頂除霊”というふざけた力が生まれた原因は何なのでしょうか?
意外とよく練られた戦闘シーン
主人公”晴久”の能力は”絶頂除霊”なので戦闘シーンを他の人に見られたら社会的に抹消されます。”晴久”たちはそのことを危惧して怪異を人に見られないような場所にまで誘導しなければいけません。
また”絶頂除霊”は即死能力であるものの、使用者である”晴久”本人の能力が高くないので悪霊の動きを封じたりして動きを制限する必要があります。
それに”晴久”の仲間たちは優れた能力を持っているものの生粋のアホなので、その能力を活かすにはいくつもの条件を満たさないといけなく、読んでいると以外と頭を使います。
例えば主人公の親友”烏丸葵”は強力な捕縛術を使用することが出来ます。普通なら”烏丸”の能力で縛りその隙に”晴久”の絶頂除霊を使えば簡単に怪異を倒せるはずです。
しかし”烏丸”自体が生粋の変態であるため捕縛術を使える相手は”可愛い女の子”に限られます。ダメだこのパンティパーティー !(褒めてます)
仲間のたちの力を最大限に活かすためには限られた条件下まで相手を誘導しないといけません。
戦闘する際には仲間の能力を活かすまでの攻略パターンを考えなければいけません。なので本作の先頭は意外と頭を使うので面白いのです!
もちろんメインヒロイン”宗谷美咲”も可愛い!
本作はどんな人でも絶頂除霊をくらったら絶頂しまくります。キモイおっさんが絶頂している姿なんて誰も見たくもありません。そんな中、可愛いヒロインが現れたとしたなら…。「女神」としか言えませんね!
本作のヒロインは”宗谷美咲”はピンクっぽい髪と頭につけたリボンそして巨乳が目印の女の子です。
この子”十二師天”という最強の除霊集団でも解除できない”淫魔眼”という見た人の性情報が勝手に浮かびあがる呪いにかけられており、その呪いを解くために最強の除霊能力を持つ”晴久”を自分の仲間に引き入れようとします。
その呪いを解く目的というのは「恋がしたい」という非常に残念なもので、その目的のためなら”十二師天”たちも馬鹿呼ばわりして暴走を続けます。
”宗谷美咲”はアホな子なのです!
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は『出会ってひと突きで絶頂除霊!』をご紹介しました。
基本的に下ネタ全開のコメディ作品なので、とにかく笑いたい時に読むのがオススメです。
面白い作品なので読んでもらえると嬉しく思います。