今回は『ぼくたちは勉強ができない』の美春初登場回の続きです。
前回美春は大好きな姐さま (真冬先生)をフィギュアスケートに復帰させるべく、成幸を自分に惚れさせる作戦を実行します。
その一環として、美春は「今から24時間私がつきっきりで勉強を教えて差し上げます 」と言い出します。成幸は名門大学生に教わる機会はチャンスだと思い、その勉強会に乗り気です。
美春と成幸、そして真冬先生の関係はどうなってしまうのでしょうか?
前回の感想はこちらの記事でチェック!
美春はマジで完璧な人
真冬先生の話を聞く限り、妹の美春は本当に完璧な人だったようです。
急遽開催された勉強会でも、成幸に数学と英語をきちんと教えていました。ただ教えるだけではなく、過去問を解く目的や戦略についてもきっちり指導します。
通常大学生は受験が終わったら勉学の知識を忘れてあそびほうけるはずです。なのに美春はきちんと勉強を教えることができたという事は、彼女は受験を終えてもある程度復習していたということになりますね。
美春はフィギュアスケートと両立しながら秀才である成幸に教えるほどのレベルの学力を得ていました。努力家である上に容量よく物事を進められる子 ですね。
そんな美春の欠点は
- 完璧すぎてバカになってることと
- 女子校育ちのために男性に対しての耐性が全くないこと
です。
この勉強会ではそんな美春の欠点が暴走してしまいました。
犬に将棋を教える
真冬先生が子供の頃、桐須家では”ペロ”という名前の犬を飼っていたようです。
妹の美春はその犬をとても可愛がっていたものの、完璧を求めるあまり犬に将棋を教えるという愚業を行います。
将棋のルールは意外と覚えることが難しく、大人でもきちんと駒を動かすようになるには時間がかかると言います。 (特に金と銀の動かし方の違いが分かりにくいです。)
そんな大変なことを犬にやらそうとしているなんてバカです。頭のネジが飛んでいるようにしか見えません。美春は完璧ですが一周回ってバカ になっているようですね。
ちなみにその犬は美春のスパルタっぷりから耐えきれずに逃げてしまいました。
男性耐性なさすぎ
美春はずっと女子高育ちだった上にフィギュアスケートに打ち込んでいたので、男性に対して耐性が全くありません。
「殿方に名前で!! こんなのまるでプロポーズ…!!」
成幸に「美春さん」と呼ばれただけでこれです。普段から男子と関わる機会がないのでしょう。
彼をドキドキさせる為に自分の肩を当てるという作戦を実行するものの、自分が逆に恥じらってしまいます。
その作戦も少女漫画から拝借した という間抜けっぽくてまたよろしい。僕から一つ言っておくと、ラブコメ漫画は現実の恋愛に全く応用ができません。
(ソースは『ぼくたちは勉強ができない』という漫画。ハーレムなんてあり得ないよ。)
なんか美春はポンコツかわいいですね。
本作唯一の顔芸要因になるのか?
美春はコロコロ変わる表情が素敵ですね。
自分の用意した作戦はことごとく失敗するも、その度に他のヒロインでは見られないようなド派手な表情を繰り出します。
他の作品の顔芸要因には及ばないものの、出番が多くなる度にもっと崩れた表情を見せることになるでしょう。
本作のヒロインでは文乃が顔芸要因になりかけているものの、彼女の顔がおかしくなるのは胸をいじられた時だけです。
今のとこと変顔は美春の専売特許と言ってよいでしょう。
成幸と真冬先生が仲良すぎる件。
そして今回美春の件以外で気になったことは、成幸と真冬先生の仲が進展しまくっていることですね。
真冬先生が桃缶を開ける為缶切りを探していた時に、成幸は収納場所を教えていました。それだけでなくドジっ子な先生が指を切ることを恐れて、「俺が (缶切りを)やりましょうか」と気を使った提案までします。
なんかこう…お前ら付き合っちゃえよ。
さらにさらに!
「本当にいい子ね 優しくて頑張り屋さんの 先生自慢の生徒よ」
真冬先生に褒めてもらえるなんて!羨ましいぞ成幸!
彼女はジャージ姿でもクールに振る舞っている人です。普通はこんなに人をべた褒めしません。
真冬先生はジュースとカクテルを間違えて飲んでしまったので、このようなセリフを言ってしまいました。
このシーンを見た美春は「あり得ない」みたいな表情を思い浮かべます 。そりゃそうだよね。僕ら読者も先生が初めて酔っ払った姿を見た時は驚いたもの。
そして勉強会は続く
「まだ勉強会は終わっていませんよ」
美春は最初に言いだした「今から24時間私がつきっきりで勉強を教えて差し上げます 」という言葉を忠実に守り、本当に24時間の勉強会を続けて、成幸を地獄に突き落とそうとします。
彼女は自分の言葉を曲げない完璧主義な人間だと分かっていましたが、まさかここまでとは…。冗談も通じそうにありませんね 。
そんな融通がきかない完璧主義な妹キャラ”桐須美春”の登場で、『ぼくたちは勉強ができない』はどのような変化を迎えるのでしょうか?気になります。
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