みなさまは『星の王子様』という小説をご存知ですか?
あらすじは、砂漠に不時着してしまった主人公が『星の王子様』なる人物に出会い、彼との話の中で、この地球の小ささや夢を持つ大切さを学んでいくというものです。
フランスの作家サン=テグジュペリによる名作小説で、世界200カ国以上で翻訳され、累計発行部数は一億5千冊を超えます。
その人気は根強く、今でもなおキャラクターグッツや手帳が全国の書店などで販売されている上に、
そんな誰しもが名前ぐらい聞いたことがあるような名作小説がジャンプ+にてマンガ化されました。
作画は『珍遊記』の漫☆画太郎先生ですが。
僕は以前『星の王子様』の原作を読んだものの、かなり内容を忘れてしまっていました。なので今回のコミカライズを読んで内容を思い出しながら読み返していきたいです。
ジャンプ+アプリも特別仕様!
いつもどうりタブレットでジャンプ+を開いてみたら驚き!!なんとページ全体が『星の王子様』仕様になっているのではありませんか!!
しかも連載作品は汚いババアに置き換えれて、ランキングは1〜5位まですべて『星の王子様』で埋まっているます。ボーボーもびっくりな状況です。前情報無しにこんなものを見せられたら、誰でも笑ってしまいます。
残念ながら、新連載1回目のみの企画になっており、現在はもとに戻っています。
コミカライズ版『星の王子様』の感想。
まずはこのワンシーンを見てもらいましょう。きっと原作小説のきれいな世界がしっかりと表現されているはずです。楽しみだなぁ!!
別物やんけ!!
どうしてこうなった!!
作画の漫☆画太郎さんは、以前ドストエフスキーの名作『罪と罰』も漫画にしましたが、あまりにも原作をコケにしすぎて、変な意味で話題になったそうです。
こちらが漫☆画太郎さんの『罪と罰』の表紙。原作のイメージとかけ離れています。個人的には嫌いじゃありませんが。
そんな天才作家の餌食になったお目にかかった作品が『星の王子様』です。これは大変名誉なことであります。
一応原作リスペクトはされている
といっても、本作『星の王子様』の1話に限っては、それほど原作崩壊しているわけではありません。むしろ原作を知っていれば笑えるシーンが多くなり、より一層マンガ版の『星の王子様』を楽しめます。
たとえば、主人公が王子様に「羊を書いて」と頼まれるシーンは原作にもしっかりと存在します。結末も同じような感じでした。マジで。
ただ、王子様は斧を振り回したりしていませんでしたが…。
漫☆画太郎先生の作風が合っていない独特すぎるせいで、所見の読者さん達も原作読者もシリアスなシーンなのにゲラゲラと笑ってしまうのです。
まだ一話だけですが、漫☆画太郎先生の『星の王子様』はとても面白かったです!!
これから先、原作どうりのラストを迎えるのか?それとも変なババアが出てきて、原作を焼け野原にするのか?我々読者には想像もできませんこれから月曜日の楽しみが増えました!!
原作小説も読んでいただけると、より一層楽しめるはずです。