この記事には『週刊少年ジャンプ』掲載分の『鬼滅の刃』のネタバレを含みます。
今週の『鬼滅の刃』はとても面白かった!
ついにあの憎き鬼上弦の弐”童磨”の首が切断されました!
常に余裕そうな性格をしている上に非常に戦闘力が高いため、確かに敵キャラとしては非常に魅力的な人物でした。
しかし彼は、しのぶ様など鬼殺隊の関係者を次々に殺しまくった、外道な鬼です。なので正直死んで欲しいと思っていた人も多いと思います。
しのぶの秘策はやはり毒だった
しのぶ様は全集中の呼吸の一種である「蟲の呼吸」を使うことにより、鬼の体に毒を植え付けることが可能です。
通常鬼は日光を浴びせるか首を切らないと殺せないのですが、彼女の毒は例外的に鬼を殺すことが出来ます。
しのぶ様は柱の中でも1番筋力が弱いのですが、この毒を使うことにより数々の戦いを乗り越えてきました。
そんな彼女が上弦の弐”童磨”を殺す手段を用意していたとしたら、やっぱり毒でしょう!
彼女は1年以上、体内に藤の花の毒を摂取し続けることにより、血液、内臓、爪の先に至るまで、体全体に高濃度の毒が回っている状態なりました。
毒まみれの地震のからのお年賀をすることにより、彼女の前体重37キロ分、致死量の70倍の毒を体内に宿すことが可能になりました。
童磨のような強力な力を持つ鬼を殺せる可能性がある反面、この計画を実行するためには彼女自身が鬼に食われる必要があります。
リスクが大きいのでは?
このように1年以上藤の花の毒を摂取し続けたのは、彼女が初めてだったようです。
しのぶ様は武器として毒を駆使することで、強力な力を持つ鬼たちを駆逐していきました。なので毒に対しての深い知識を備えていたはずです。
そんな彼女の知識があっても、今回の秘策によって今後どのような副作用が出るか全くわからないような状態。
最悪の場合、童磨と戦う前に毒の副作用によって命を落としてしまうという恐れもありました。
そしてその秘策を使って上弦の弐”童磨”を殺しきれるとは断定していませんでした。
要するに今回の秘策はハイリスク・ハイリターンの非常に危ない手段だったのです!
初めから童磨を倒すために死ぬつもりだった
先ほども述べたように、自分の体内にある毒を童磨に摂取させるためには、自身の体を童磨に食わせる必要があります。
童磨には女を食べる意地汚い趣味がある上に、自身の能力を高めるために実力のある人間を食いたがる傾向があります。
そのことを考慮すると、しのぶ様は童磨にとってこれ以上ないぐらい理想の食べ物だったのです。
彼女も童磨にとっての自分の価値を重々理解していました。
なので自分の命と引き換えに童磨を殺す覚悟を決めており、この戦いが始まる前から死ぬつもりだったのです。
童磨は毒によって弱る
しのぶ様が命懸けで食わせた毒は、時間が経過することにより童磨に効き始めてました。
致死量の毒が効くまで時間がかなりかかったことからも、童磨が実力がある鬼だということが分かりますね。
それよって彼の肉体は骨から体が溶けていき、腕がいきなり外れてしました。
もちろん戦闘能力も下がっています。
彼は前回にて結晶ノ御子という鬼血術を使うことにより、自分と全く同じ攻撃をすることができる人形を製作しました。
ですがしのぶ様の毒の影響を受けたために、その氷の人形は形を保つのもできなくなり崩壊してしまいました。
それでも彼はまだ力を残しており、霧氷・睡蓮菩薩という氷で出来た大仏を召喚するます。
大仏の大きさと攻撃範囲の広さは驚愕するものであったものの、術者である童磨は毒によって疲弊しているため攻撃の精度が大幅に下がっています。
しかし彼の生きると言うことへの執念はすごく、死にかけているのにもかかわらず、伊之助とカナヲの攻撃を防ぎました。
流石に童磨、死んだでしょw
カナヲが自分の視力と引き換えに使用した花の呼吸終ノ型「彼岸朱眼」によって「霧氷・睡蓮菩薩」での攻撃がすべて見破られてしまい、首を斬られてしてしまいました。
童磨には上弦の陸の堕姫・妓夫太郎のような、首を切られても生存するような特殊能力を持っていないと思います。
もし仮にそのような能力を持っていたとしても、毒が回っている状態で発動するのは困難であるはずです。
なので上弦の弐”童磨”は死んでしまったはずです。
花の呼吸終ノ型「彼岸朱眼」の能力について
ここで気にになるのは、カナヲの奥義とも言える、花の呼吸終ノ型「彼岸朱眼」ですね。
この技の能力は眼球の動体視力を極限まで上げると言うもの。
使用することにより周囲の動きを鈍く遅く見えるようになり、敵の攻撃をかわすのが容易になりました。
一見すると『NARUTO』に登場する動体視力に優れた特別な瞳「写輪眼」のような便利で強力な能力に見えます。
しかし技を使った時の眼球へのの圧力がすごいようで、使用中は目の中が出血している状態が続くため、強膜は赤く染まってしまいます。
強力な分だけ代償も大きく、使用後はカナヲ自身のの視力がなくなってしまう可能性もあるのです。
しのぶ様が命をかけて童磨を倒そうとしていたように、カナヲも自分の視力を差し出しまで、童磨を倒すという同じ目的を達成しようとしていたのですね。
また「彼岸朱眼」には、鬼舞辻無惨が求める「青い彼岸花」と同じ「彼岸」という文字が当てはめられています。
その上花の呼吸の一種であるため、偶然にも「花」に関わりがある技なのです。
花の呼吸終ノ型「彼岸朱眼」と「青い彼岸花」は何か関係があるのでしょうか?
最後に
今回にて上弦の弐”童磨”との決戦も一回段落ついたでしょう。
他の鬼のように首を切って死なないような力持っているかもしれません。
しかし毒が回っている状態なので、そのような力を発揮するのは難しく、このまま死んでしまうんじゃないかなと思います。
彼は鬼殺隊の関係者を次々と殺していき、多くの人間を不幸にしてきたキャラクターなので、首を切られた時の爽快感は非常に大きかったかと思います。
残る的はボスである鬼舞辻無惨と上弦の壱”黒死牟”ぐらいです。あともう少しで無惨たちとの決着も付きそうですね。
一見すると鬼殺隊側が有利に見えますが、徐々に戦力が削られていくと言う状況が続いているため、まだ安心は出来ませんね。
無惨たちが今後、どのような秘策を繰り出すのかが気になります!