鬼舞辻無惨の最高の部下十二鬼月の中でも最強である上弦の壱”黒死牟”。
今回そんな彼の首が討伐されて、長い戦いに終止符が打たれました。
いやぁ、本当に長かった!
と言いましても、まだ黒死牟の死亡は確定していません。
- 上弦の陸の堕姫・妓夫太郎
- 上弦の肆”半天狗”
もしかすると、他の上弦のように首を切るのに何かしらの耐性がある可能性も残されているからです。
もしかするとここらか暴走して、鬼殺隊の隊員たちをボコボコにするという可能性もなくはないかもしれない。
しかしここまで時間をかけて戦闘描写をした以上、流石に死んだのだと思います。
上弦の壱”黒死牟”といえば初登場した時に「あれ?こいつってヒノカミ神楽の剣士なんじゃないか?」と多くの読者に思わせたキャラクターであります。
その上目がたくさんあるので、その姿はとても恐ろしく、彼の姿に驚きを隠せなかった人がほとんどなはずです。
そんな彼の謎の多くは、今回の先頭にて判明されているので、残された謎というのはほとんどないのかなと思います。
目次
上弦の壱”黒死牟”は嫉妬心の塊
今回前回と黒死牟の過去が語られていました。
彼には双子の弟・縁壱が存在しており、彼の実力は現役の鬼狩り時代の黒死牟を大きく上回っていました。
黒死牟は当時の弟の実力に嫉妬しており、それ故に鬼になったようです。
先ほども書いたように、本作の読者のほとんどは「黒死牟=ヒノカミ神楽の剣士」だと考えていたはずです。
もしそんな風に考えていなかったとしても、その可能性を少しは考慮していたと思います。
また彼が最強の鬼であることも考慮すると、黒死牟というキャラクターを昔から強かった超完璧な人間だと思っていた人がほとんどであるはず。
しかし実際には、自分の弟の実力に嫉妬してしまう人間らしい弱さを抱えていました。
他人に嫉妬するというのは人間であれば誰もが持つ当たり前な感情。
私だって、他人を妬ましいと思ったこともありますしw
そこに付け入られて鬼にさせられたとしたのであれは、黒死牟は人間らしい理由で鬼になったと言っても過言ではありません。
最強だと思われていた人物が、心に大きな闇を抱えている。
黒死牟の実力と比較したらほんの小さな問題だと思いますが、その小さな闇はどんな人間でも必ず持っているものであり、それがあることにより黒死牟というキャラクターに親近感が湧くようになるのです。
今回の戦いにて黒死牟の過去が語られましたが、それにより黒死牟という最強の鬼が抱える闇を知ることができ、さらに彼の魅力を知ることができました。
上弦の壱”黒死牟”は良い敵キャラだった
黒死牟と縁壱の間にはなぜ溝ができてしまったのか?
それはやはり、2人が同じ感情を持っていなかったことによるすれ違いでしょう。
先ほども述べていたように、黒死牟は自分よりも実力のある弟・縁壱に誰よりも嫉妬していました。
人間の頃の黒死牟は、自分たちの編み出した全集中の呼吸の技術が途絶えてしまい、将来的に鬼舞辻無惨に対抗できなくなることを杞憂していました。
そんなことを弟に相談したところ、こんな呑気な言葉が返ってきます。
なんの心配もいらぬ 私たちは
いつでも安心して 人生の幕を引けば良い
今でこそ黒死牟は鬼になった自分を倒せる人間が出たことを知り、弟の言葉が正しかったことを理解していると思います。
しかしこの時の黒死牟は超真剣にその問題に悩んでおり、相当必死だったはずです。
鬼殺隊の隊士は「ヒノカミ神楽」や「月の呼吸」を会得するのは難しかったようで、炭治郎以外の人物はそれらの呼吸を使っていません。
炭治郎が登場するまでの間、人間は鬼舞辻無惨の手がかりをつかめていない上に、上弦たちに一方的に倒されていました。
その大きな原因の一つとして、縁壱が「ヒノカミ神楽」の継承に失敗したというものが挙げられますね。
黒死牟は呼吸の継承の問題に真剣に悩んでいたはずです。
それなのにも関わらず縁壱は「何も心配はいらぬ」という、何も考えていないのでは?と思わずに入られないようなことしか言いません。
自分が黒死牟であれば「ハァ???( ゚д゚) ねぇお前、舐めてるの😡」と言いたくなりますよ。
将来や自分の実力に対して色々と焦っていた黒死牟に対して、縁壱は常にのほほん☺️としていました。
なので2人の間には徐々に溝ができ始めており、それが原因でやがて黒死牟は鬼になってしまったのだと思います。
黒死牟の目が6個あるのは、縁壱の入った世界に自分も入るためなのでは?
黒死牟は視力に優れています。
- 敵の実力
- 次の行動
敵の姿を見るだけで筋肉の形や血流の流れがわかるようになり、上記のような情報を読み取れるようになります。
この能力は優れた力を持つ人間なら会得できる可能性が高い模様。
作中では悲鳴さんがその能力を会得した上に、ギミックを完全に理解し、自分の血流の流れをコントロールすることにより黒死牟の攻撃予想を外すというテクニックを披露しました。
黒死牟の血流を見る能力は、悲鳴さんのような最強クラスの人間が会得できるのであれば、縁壱も手に入れた可能性も高いです。
もしかすると縁壱は血流を見る能力があったのにも関わらず、鬼になる前の黒死牟にはその能力がなかったのかもしれません。
完全に予想ですが、黒死牟は血流を見る能力を無理矢理会得するために、目玉を増やした可能性も考えられます。
- 上弦の壱”黒死牟”は縁壱に嫉妬していた
- 2人は徐々に溝が生まれていたのかも…
- 黒死牟の目が多いのは、縁壱も見ていたかもしれない世界を見るためなのでは?
今後の展開について
時透無一郎は死んでしまうのだろうか
今回の戦闘にて霞柱・時透無一郎は胴体を真っ二つにされてしまいました。
彼は玄弥のような、食ったら鬼の力を得るような能力を持っているような描写がないので順当に行ったら死んでしまうでしょう。
『鬼滅の刃』はキャラクターを殺す時には容赦なく殺していきます。
誰とは言いませんが、煉獄さんとかしのぶ様とか。
なのでこの状態の無一郎が死んでも違和感はないと思いますね。
黒死牟を苦しめた赤い刃について
今回赤色に変色した無一郎の日輪刀が黒死牟に大ダメージを与えました。
確か禰豆子の炎を浴びた炭治郎の刀も赤色に変色していたような…
日輪刀の色は最初に触った剣士によって左右され、一度ついた色はずっと変わらないと言われています。
それなのにも関わらず、今回の戦闘などにおいては刃の色が変色していました。
どうやら日輪刀は何かしらの条件で色が変わり、その刃の威力も上がるようです。
赤色ではない日輪刀の色が変わったのは謎ですね。
最後に
- 上弦の壱”黒死牟”撃破
- 霞柱・時透無一郎は死ぬのでは?
- 日輪刀が赤く変色する条件は何だ?