次に来るマンガ大賞のノミネート作品が発表されましたね。
今年は例年と比べてマンガをあまり読んでいなかったので、読んだことのない作品ばかりだと思っていましたが、読了した作品が多く驚きました。
どれも‘‘超‘‘が付くほど面白い作品ばかりで、どれに投票するのかかなり迷います。
- 面白い作品ばかりで投票するのに迷ってしまう
- 今、面白い作品が何かわからない
- とにかく面白い作品が読みたい!
この記事を読んでいるあなたも、私と同じく上記のような悩みを抱えているはずですよね。
是非参考にしてください。
目次
Webマンガ部門
私は紙の雑誌で連載されているマンガを中心に読んでいるので、Webマンガはあまり読みません。
それでも読んでいて面白かった作品がいくつかあったので、紹介しています。
魔法少女にあこがれて
魔法少女に憧れる女子中学生‘‘柊うてな‘‘が、敵組織にスカウトされて魔法少女と戦う話。
主人公が敵として魔法少女と戦う過程で、魔法少女たちにいけないお仕置きをしていくのですが、その様子があまりのもすごい。
絵柄は可愛らしく、そこまでセンシティブではないのですが、精神的に魔法少女たちの心を洗脳していきます。
精神的に変化されていく様子があまりにも屈服されている感じが出ていて、センシティブな絵じゃないのに、センシティブに読み取れてしまいます。
基本的にコメディー中心に進んでいくので、魔法少女たちがあまりひどい目に合わないのも良いポイントだと思います。
邪道っぽいコメディー魔法少女ものが読みたい人にはピッタリの作品です。
メイドさんは食べるだけ
主人公のメイド‘つばめ‘ちゃんがひたすら食べ物を食べるだけのマンガです。
つばめちゃんが食べ物をとってもおいしそうに食べるので、読んでいるとなんだかおなかが減ってきます。
彼女の反応はどれも可愛らしく、よんでいるとほっこりとした気持ちになってくるでしょう。
昔、おすすめマンガレビューマンガを描いたので、良ければ一緒に見てくれると嬉しいです。
ここだけの話、描くのに2週間かかりました。
百合オタに百合はご法度です⁉
本作の主人公‘‘渡辺冬‘‘は百合オタクな女子高生。百合を見たいがために、名門のお嬢様学校に進学した、生粋の百合オタ。
そんな彼女の目の前に現れたのはオタクの天敵であるギャルの‘‘吉岡凜々花‘‘。
ギャルによって自分の理想の百合ワールドが壊れることを危惧した渡辺は、どうにか吉岡を楽園から遠ざけようとする、メタ要素多めの百合コメディ作品です。
本作のギャグは百合マンガあるあるや、メタ的な要素を多く含んでおり、百合になじみのある人ならだれでもクスリと笑ってしまうはずです。
また作中の展開で渡辺は吉岡と一緒に行動することが多くなるのですが、二人は実質でデートしているようなもの。
ふたりは作中の出来事を通じて仲を深めていく、王道の百合展開になっているもの非常に魅力的です。
わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)
高校デビューして陽キャを目指す主人公(女)が、イケイケグループの陽キャ女子にモテまくる話。
百合ハーレム。良い。最高。
コミックス部門
甘神さんちの縁結び
- 三姉妹
- 巫女
- ハーレム
- 同じ屋根の下
という、オタクならだれでも好きだろうという要素をこれでもか!というほど詰め込んだ超王道青春ラブコメ。
最近のラブコメはメタ要素多めだったり、設定が特殊だったりするものが多い印象があります。
確かにそれらのラブコメは面白いのですが、なんだか王道のハーレムラブコメをよんだという気持ちになれず、腑に落ちないと思うことも何回かありました。
そんな時に本作のような「超」王道ハーレムラブコメを読んだらどうなるのか。
最高。
としか言えなくなります。
物語序盤から伏線がしっかりと張られており、どのように回収されるかを考察しながら読むとめちゃワクワクします。
もちろん三姉妹全員かわいく、読んでいるとキュンキュンします。
私の推しは今のところ三女の朝姫ですね。
これは私がいま描いている途中の三女・朝姫のファンアートです。本物はもっとかわいい。
線画+下塗りの状態であり、ここまで持ってくるのに4時間はかかりました。
ここからだいたい約8時間ぐらいかけて色塗り+背景を仕上げていくと思います。
なので合計12時間かけてイラストを制作したいと思えるほどに、甘神さんちの朝姫は魅力的なのです。
ウィッチウォッチ
魔法使いの少女‘ニコ‘が幼馴染で鬼の力を持つ幼馴染‘‘乙木守仁‘‘と一つ屋根の下で生活する、現代青春ファンタジーマンガ。
ヒロインのニコはドジっ子でとてもかわいい、王道のラブコメヒロインです。そんな彼女とのラブコメなんて、ドキドキしっぱなしです!
ただほかのラブコメ作品と違うのは、ニコに災いが1年以内に降りかかると言う点。
その災いの内容はまるで予想がつかなく、ミステリー系の作品を読んでいるような不安感があります。
作中開始から不穏な空気が流れており、ふたりのほほえましいやり取りを見ているときも、災いのことが頭によぎりハラハラとした気持ちになります。
ラブコメのドキドキ感とミステリーのハラハラ感を同時に感じれる、素晴らしい作品です。
シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~
クソゲー大好きなゲーマーの主人公‘サンラク‘が神ゲー‘シャングリラ・フロンティアを攻略していくゲーム漫画。
シャングリラ・フロンティアは誰もが認める神ゲーのはずですが、主人公は運の悪いことに特殊イベントが発生してしまい、デバフ(能力の下降補正)を受けた状態でゲームを攻略しないといけなくなりました。
実質縛りをした状態でプレイすることを強いられているので、神ゲーがクソゲーのような状態になります。
サンラクの危機的状態でも試行錯誤をしていき、ゲームを攻略していく姿をみていると、ワクワクしていき、まるで自分がゲームを攻略しているような爽快感を味わえます!
対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~
全寮制お嬢様学校に通う女子高生が格闘ゲームに熱中していく、百合×スポコン格ゲーマンガです。
主人公‘深月綾‘の学校は全寮制なので、学校で格ゲーをやるしかないのですが、ゲームは校則で禁じられています。
なので教師などから隠れて格ゲーをやらないといけないのですが、その描写をみていると、自分もこんな感じでゲームをやっていたことを思い出してほっこりした気持ちになりました。
また本作の格ゲーの描写はまるで少年マンガ!
綾たちが格ゲーに勝ったり負けたり、泣いたり喜んだりしている姿をみると、まるで自分のことのように思えてきて、心が揺さぶられますね。
逃げ上手の若君
『暗殺教室』の松井優征先生の最新作。
主人公の北条時行が自分の命を狙う足利高氏からひたすら逃げる歴史マンガです。
逃げるだけの歴史マンガなんて、聞くだけでは華がなく少年マンガとして地味に思われるかもしれません。
敵キャラクターが圧倒的に強くカリスマ性も兼ね備えた人物であることが、誰にもわかるように描写されています。
読んでいると「こいつからどーやって逃げるの?」と思ってしまい、ハラハラが止まらなくなってきます。
歴史×逃走という少年マンガとは対極にある要素をうまく扱い、王道の少年マンガとして成立させているのを見ると、めちゃ感動しますね!
ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット
世界中に人間を猫に変えてしまうウイルスが蔓延してしまいました。
人間は猫に襲われると猫になってしまい、地球は猫によって乗っ取られてしまうのです。
この作品の面白い点は主人公が大の猫好きという点。
本作の世界にて生き延びるためには、猫を避ける行為=猫に嫌われる行為をしなければいけませんが、主人公はそのような行為をするたびに罪悪感を感じることになってしまいます。
生きるのに必要な事なのにもかかわらず、自己嫌悪に陥る感じはなんだかシュール。本人たちは真面目にやっているはずなのに爆笑しました。
ふたりエスケープ
一緒に同居しているマンガ家の‘‘後輩‘‘と無職の‘‘先輩‘‘がひたすら現実逃避するコメディ作品。
一緒に旅行したり、お酒を飲んだりと、二人は様々な方法で現実逃避をし続けます。
現代人は現実逃避できないような状態になることがほとんどだと思います。
そんな中で現実から逃げ続けるふたりをみると、自分ができないことを代わりにやってくれている感じがして、あたかも現実逃避したような気分になれます。
あと旅行など時間がなくて行えないことなども、積極的に行ってくれるので、自分の知らない世界を知ることもできました。
人生はとっても広いなという、誰もが忘れてしまった当たり前のことを思い出させてくれる良い作品です。
メダリスト
スケート選手という夢にピリオドを打つ決心をした青年‘‘司‘‘が、小学四年生の選手‘‘いのり‘‘のコーチとなり、一緒にオリンピックの金メダルを目指す話。
このマンガはコーチが選手と一緒に成長していくことをコンセプトにしています。いままでこんなアプローチをしたマンガは少なかったと思います。
作中の出来事を通じいのりは選手としてスキルアップしていくのですが、それと同時にコーチである司も成長していくのです。
司はいのりを突き放すことはなく、何のためにこの練習をしているのかを自分の頭でしっかりと考えさせて、その上で課題に取り組ませていました。
作中の展開をみると「コーチはこんなことを考えながら選手を育成しているのか⁉」という、コーチの考えをしっかりと理解することができますね。
読者が司の指導方針といのりの練習している過程、理由をしっかりと理解しているので、どのような試合結果になったとしても納得することができるはずです。
またふたりが一生懸命に努力しているのが伝わってくるので、試合を通じての成長を見ると、なんだかグッとくるものがあります。
またスケートに関する知識も作中できちんと説明してくれるので、まったくスケートに触れてこなかった人でも十分に楽しめます。
よんだら「これが令和のスポーツマンガか⁉」と思わずにはいられない作品です。ぜひ読んでください。
最後に
【WEBマンガ部門】
— 量産型01号 (@Rshiro0001) June 19, 2021
1位 メイドさんは食べるだけ
2位 魔法少女にあこがれて
3位 百合オタに百合はご法度です!?
に投票しました! https://t.co/cndxcyxhWf #次にくるマンガ大賞 #次マン
【コミックス部門】
— 量産型01号 (@Rshiro0001) June 19, 2021
1位 甘神さんちの縁結び
2位 メダリスト
3位 逃げ上手の若君
に投票しました! https://t.co/l1BqTLyg8t #次にくるマンガ大賞 #次マン
私の投票結果はこんな感じになっています。
今回も面白い作品がたくさんノミネートされており、どれに投票するのかすごい悩みましたね。正直3作品に絞るのが難しかったです。
今回紹介した作品以外にも面白いと思ったマンガはあったのですが、、、。文章書くのに疲れたので、記事に書きませんでした。すいません。。。
ですが12作品近く紹介したので、十分でしょう。
どれも面白い作品なので、読んでもらえると非常に喜びます!
インターネットの台頭によって、いろいろな作品が読まれるような印象がありますが、実際は真逆です。
一部の人気作品がめちゃくちゃバズり、他の作品は見向きされなくなるというのがほとんどです。
バズりまくっている超人気作品はファンアートがたくさん描かれ、それに1万人以上の人がファボやリツイートをしています。ネットをやっていない人から見ても盛り上がっているのが分かりますよね。
一方でまだアニメ化をしていない作品は話題になることがあまりなく、ファンアートも滅多にみることができません。
ネットの台頭によって人気になる作品は多くありますが、それよりも元から人気のある作品がより人気を得ることがほとんどなんですよね、、、。
むしろネットがあるからこそ、連載立ち上がったばかりの作品を売るのは難しいと言っても良いかもしれません。
そんな中で、まだアニメ化をしていない文字通り「次に来る」作品を盛り上げるためのこの賞は、ネット社会でマンガを売るために必要不可欠なのかもしれません。
あなたも次に来るマンガ大賞に投票して、その結果をツイッターに投降して、応援する作品を一緒に盛り上げてみませんか?
もしかしたらあなたのその1票、1ツイートによって作品のファンが増えて、作品の未来がより明るいものになるかもしれません。