この記事には週刊少年マガジン掲載分の『五等分の花嫁』のネタバレを含みます。
今週の『五等分の花嫁』からついに四葉の過去編が始まります。
物語開始当初から風太郎への好感度がマックスであり、色々と謎の多かった四葉ですが、ついにその全貌が明かされるようになる訳です。
彼女と風太郎の間にはどのような思い出があったのか。
また高校で風太郎に再開する前に、どのようなことがあったのか。
その全てがようやく判明します。
本作を応援している我々は「ついにこの時が来るのか!」と言う気持ちになりますね。
目次
四葉の過去を整理するとこんな感じ
サッカーで大活躍する。
財布をなくすなどおっちょこちょいなところがありますが、姉妹で病気が治った母へ花を送ろうとするなど、家族への愛情をしっかりと持っている優しい女の子。
この頃から他の姉妹のお手本になろうと思い始める。
四葉は過去に一花が自分の仲良くしたい男子と先に仲良くなっていた、ような内容の発言をしていたことから、一花と風太郎と喋っていたことを知っていると思う。
- 母が死亡する
- 今の父・マルオが保護者となる
- 黒薔薇女子で問題を起こす
四葉の過去について詳しく考えてみましょう
サッカーが上手い
四葉は6年前の時点から運動するのが得意でした。この頃から姉妹たちには個性が出始めていたようです。
サッカーの助っ人に入った際には、敵チーム相手にゴールをもぎ取ります。そのエースストライカーっぷりは潔世一や豪炎寺修也などのエースFWと同レベルでしたね。
その時の活躍っぷりを褒められたことから、四葉は姉妹たちのお手本になろうと思い始めるのです。
京都では迷子になっただけ
京都では風太郎と一緒の時間を過ごした四葉ですが、もともと姉妹たちと離れ離れになるつもりでは無かったようです。
彼女は偶然迷子になってしまい、そこで1人でカメラをいじっていた風太郎と出会いました。
この時風太郎が持っていたカメラは、彼が親父の仕事部屋からパクったものらしいのですが、その時の親父の仕事は不明です。
親父は間接的に風太郎と四葉が出会うきっかけを作った事になります。これからのストーリーに絡んでくる予感はありますね。
話を四葉の話題に戻しましょう。
四葉は風太郎がたった1人で旅をしていると勘違いしていました。
彼女は姉妹全員でいる事にこだわっています。自分にはできないことを平然としてやってのける風太郎に憧れの感情を抱いていたのです。
その時の風太郎はロリータファッションのおばちゃんに絡まれ、警察に厄介になるところでした。
四葉は風太郎に憧れていたからこそ、彼の窮地を救うために、勇気を持って「その人は無罪だよ」と発言したのです。
その時のシーンが、風太郎の回想における京都の生徒手帳の写真の女の子の初登場でしたね。
回想での京都の生徒手帳の写真の女の子は、常に冷静そうな雰囲気がありましたが、実際には大人相手にビビりまくっていた訳です。印象がだいぶ違っていますね。
四葉はどのような思いで髪型を変更したのだろうか?
二次元の女の子にとって髪型はキャラを見分ける重要な要素であり、何か特別なイベントがない限りは変えることは滅多にありません。
本作では二乃がロングヘアからショートヘアに変更していましたが、それは彼女が過去の思い出と決別するための重要なイベントでした。
過去の五つ子姉妹は「全員そっくり」であることに誇りを持っているため、髪の毛を切る時にも迷いのようなものがあったと思います。
四葉は姉妹全員のトレードマークとも言えるロングヘアをやめてしまった理由は何だったのでしょうか? また髪の毛を切るときに迷いや後悔のような、後ろめたい感情はあったのでしょうか?
そういえば初期の二乃と三玖の髪の毛は長いままですが、一花はバッサリ切ってしまっており、五月にはアホ毛が生えています。
おそらく一花は女優を志すと決めた時ぐらいに、姉妹と決別する覚悟を決めてバッサリ切ってしまったのでしょう。
五月のアホ毛は勝手に生えてきたものだと予想します。アホ毛は意識を持った生命体である。二次元とはそう言うものだ。
姉妹の母について
京都の修学旅行では存命
五つ子姉妹の母は京都の修学旅行の時点では存命していました。
と言うことは、彼女たちがマルオと生活を過ごすようになったのは修学旅行以降、おそらく中学生に上がった頃ぐらいなのかもしれません。
母と姉妹はあまり似ていない
わたしが気になったのは、母と娘たちがそこまで似ていないと言うことですね。
- 姉妹の髪の毛の色はオレンジに対して、母は黒
- 母は目付きが鋭すぎる
『NARUTO』の主人公のうずまきナルトと親父の波風ミナトが似た容姿をしているように、二次元では親と子供の顔がそっくりになることが多いです。
風太郎の父親なんて、京都の風太郎をそのまんま大きくしたような感じですし。
上杉父と娘らいはのように、親子で顔が似ていないキャラクターたちも多くいますが、その場合は父に似ているのではなく母に似ている可能性が高いです。
(上杉母は作中に登場していないので、らいはと母が似ているとは確定していません。)
小学校時代の風太郎と彼の父が似ていることを考慮すると、五つ子姉妹と彼女たちの母があまり似ていないのは違和感を感じますね。
姉妹たちの父親である病院の医院長マルオは母親の再婚相手であり、血の繋がりはありません。
おそらく五つ子の実の父は登場する可能性があり、今後のストーリーにも関わってくるのではないかと思います。
風太郎の過去について振り返りましょう
他の生徒にちょっかいをかけるものの、うざがられてしまう。そのせいで孤独な日々を過ごしていた。
母は死亡している。
この時の四葉は明かされていない謎が多く、ミステリアスな雰囲気が漂っていた。
風太郎は四葉と出会うことにより、誰かに必要とされるような人間になると言う目標を持つようになる。
おそらくヤンキーから更生したのはこの時からだと思う。
風太郎の過去をまとめるとこんな感じです。
作中では断片的にしか語られていないのですが、このように明かされた情報をつなぎ合わせてみると、以外と多くの情報が述べられている事がわかります。
京都の生徒手帳の写真の女の子が過去の回想に現れた段階では謎が多く、ミステリアスな雰囲気が漂っていました。
一方で四葉は「常に明るい」女の子であるイメージが強いです。
彼女には謎は多くあるものの、他の作品に出てくるようなミステリアス系のヒロインとは性格がかけ離れています。
四葉は「常に明るい」属性が強いため「ミステリアス属性」を全面的に押し出した京都の生徒手帳の写真の女の子と同じような印象はあまりありませんでした。
わたしが気になったのは、風太郎から見た「ミステリアス属性」京都の生徒手帳の写真の女の子と、実際の「常に明るい」四葉とでは受ける印象が異なると言う点です。
同じ人物なのにも関わらず、風太郎から見た小学生の四葉の印象が異なるということは、昔の彼は四葉という人間をそこまで深くは理解していなかったということでしょう。
人間はお互いに理解し合うには長い年月が必要です。
本作の序盤では風太郎が五月をバカにした為に2人の関係は最悪でした。しかしコミックス9巻の家族旅行編にて五月は風太郎のことを友達だと認めています。
人間がお互いに友達だと認め合うにはある程度の時間が必要であり、本作はそのことを考慮してストーリーが組み立てられています。
風太郎と四葉は京都の修学旅行という短い時間しか一緒に過ごしていないので、お互いのことを完全に理解出来なかったのではないでしょう。
風太郎は京都の生徒手帳の写真の女の子を、まるで女神であるかのように勘違いして、今まで過ごしていた可能性もあります。
最後に
ついに『五等分の花嫁』最大の謎である四葉の過去が明かされることになりました。
次週は表紙+8ベージの巻頭カラーとなっており、作者の春場ねぎ先生から本気を出すと言う意思を感じますね。
少年漫画の金字塔である『NARUTO』は最終回を全てカラーページで掲載すると言う偉業を果たしました。来週の『五等分の花嫁』からも、その時の『NARUTO』と同じような雰囲気を感じてしまいます。
確実に言えるのは、次回の『五等分の花嫁』は神回になるのは確実だと言うことでしょう。
四葉はどんな思いで家族と過ごし、どんな思いで風太郎と喋っていたのでしょうか? その全てが次週明かされることになります。
今回の記事はこれにて終了です。最後まで読んでくださりありがとうございました。
最後に、今回書いた四葉の過去と風太郎の過去の文章を再び載せておきます。
まずは四葉から。
サッカーで大活躍する。
財布をなくすなどおっちょこちょいなところがありますが、姉妹で病気が治った母へ花を送ろうとするなど、家族への愛情をしっかりと持っている優しい女の子。
この頃から他の姉妹のお手本になろうと思い始める。
四葉は過去に一花が自分の仲良くしたい男子と先に仲良くなっていた、ような内容の発言をしていたことから、一花と風太郎と喋っていたことを知っていると思う。
母が死亡する
今の父・マルオが保護者となる
黒薔薇女子で問題を起こす
次に風太郎。
他の生徒にちょっかいをかけるものの、うざがられてしまう。そのせいで孤独な日々を過ごしていた。
母は死亡している。
この時の四葉は明かされていない謎が多く、ミステリアスな雰囲気が漂っていた。
風太郎は四葉と出会うことにより、誰かに必要とされるような人間になると言う目標を持つようになる。
おそらくヤンキーから更生したのはこの時からだと思う。
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