小さい頃は好きな食べ物、好きな服、好きなおもちゃが同じだった。
そして、好きな人も。
上記の文章は作品の序盤から引用したものです。
この文章に惹かれた人は、本作『恋は双子で割り切れない』を好きになるでしょう。
本作のヒロインは双子。つまり双子の姉妹による修羅場だらけのラブコメという感じの作品になっています。
私は五つ子姉妹を題材にしたラブコメ『五当分の花嫁』が大好きであったため、この作品のタイトルをSNSで見た瞬間に購入を決意しました。
実際に読んでみたところ、かわいいヒロイン有り、修羅場有りの王道?ラブコメという感じで、とても楽しく読書をすることができました。
面白いと感じたため、久しぶりに文章を書いて紹介しますね!
本作のイラストについて
ライトノベルといえば、イラストと文章の融合がとても楽しいメディアです。
本作の担当イラストレーターはあるみっくさんです。
どんなイラストを描くのかわからないという方は、本作を試し読みしてみるのyはどうでしょうか?
あるみっくさんのイラストの特徴をズバリ述べるとしたら、ノスタルジック!
見ていると懐かしくなってくるような、素敵なイラストを見れば、どこか青春時代の思い出が蘇ってくるような気持ちになれます。
また登場人物の目の大きさも全体的に小さくなっているなど、デフォルメもある程度抑えていることに気がつきました。
これが良い意味で二次元であるはずのキャラクターに現実味を持たせてくれます。
独特雰囲気を醸し出し、あたかもキャラクターが三次元に本当にいるんじゃないか、という気持ちになってくるんですよね。
あるみっくさんのイラストは二次元でありながら三次元的な要素も含んでおり、等身大の少年少女の青春を描くのにぴったりだと言えるでしょう。
ちなみに私は『青春プリーツ』というあるみっくさんの同人イラスト集を持っています。
こちらも等身大の少女たちの青春が描かれており、非常に良かったです。
あるみっくさんのイラストをよく見ながら、ヒロインの琉実と那織を描いてみました。
本作の紹介
話を本作『恋は双子で割り切れない』に戻していきましょう。
本作のヒロインは双子。
双子の姉妹なんて普通の姉妹と比べたら滅多にいません。そんな女の子たちと恋愛するなんて言わばファンタジーのようなものでしょう。
ここであるみっくさんのイラストが加わるとどうなるのか。本作にあるみっくさんのリアルっぽいイラストが合わさることにより、空想上だと思ってしまう「双子」という設定を、身近に感じることができるようになります。
二次元にいる双子の姉妹があたかも現実にいるような錯覚に陥ってしまうのです。
本作は双子の姉妹+主人公による三角関係がメイン
双子の姉である神宮寺琉実。彼女は運動神経が非常に優れています。
一年生なのにも関わらず部活のバスケットボールにてレギュラーを任されるほど。
一方で妹である那織は運動こそできないものの、知的であり勉強ができるのはもちろん、映画やアニメなどのサブカル知識が豊富です。
- 運動できる姉、琉実
- 勉強できる妹、那織
要するにふたりは正反対の双子なのです。
そんなふたりは同じ男をすきになってしまいます。それが主人公の白崎純。
彼は琉実と那織が同じぐらい好きであるがゆえに、親友として接するのが正解か、あるいは恋人として接するのが正解なのかと葛藤していきます。
また妹の那織のほうも、自分より先に純といい感じになった姉に嫉妬したりと、ダークな感情をかかえているのです。
そんな歪な関係だからこそ、ドロドロとした雰囲気になってきて、ページをめくるのが楽しくなってきますね!
背徳感のある人間関係?最高じゃないですか!
修羅場有りのラブストーリーが大好きな私にとって、人間関係がドロドロしているのを見ることは至福としか言いようがありませんね。
文章は映画のパロティが多め
本作の文章は映画のパロディやオマージュが多めです。
私はこんなブログをやっているので、人よりもサブカル的知識が多いと自負していますが、7割ぐらいわからなかったです。
- SF映画
- シャーロックホームズ
- 戦車
- 海外小説
ここら辺のネタが多く、元ネタがさっぱり分かりませんでした。
しかし残りの3割は漫画やライトノベル、アニメネタになっており、そちらはしっかりと楽しめて、クスリと笑ってしまいましたね。
- 五等分の花嫁
- ポケモン
- 冴えない彼女の育て方
- 新世紀エヴァンゲリオン
上記のような作品のネタがあります。面白かったです。
あと文章の中に突然「ヘイガニ」が出てきて大爆笑してしまいました。
最後に
今回は双子の姉妹と一緒に楽しむラブコメ『恋は双子で割り切れない』をしょうかいしていきました。いかがでしたか。
もしおもしろそうだと思ったら、購入してみて下さい。
またこの記事の感想などもお待ちしています。ブログのコメント欄、もしくはツイッター(@Rshiro0001 )までメッセージをもらえると喜びます。
最後までお読みいただきありがとうございました!