あれ?今日の文乃回は少しおかしいぞ?
と思うのは僕だけでしょうか。本作の文乃回といえば昔カレーや探偵の探偵回しかり文乃が理不尽な状況に陥りパニックを起こし本性(?)があらわになるのが当たり前でした。
しかし今回の二人は台風に襲われる理不尽な目にあったものの、文乃は自分の苦手なものに対して本音で語っていたと思います。
その文乃の苦手なものとは、自分のお父さんのことです。
目次
今日のデートは災難続き
今回のは久しぶりの文乃さん回だったものの、秋の台風に見舞われて二人は満足にデートを楽しむ事はできませんでした。
ファミレスに行ったら閉店になってしまい”特大パフェ”も食べることが出来なく、
コンビニでラーメンを食べていたらナルトが宙を舞い、
映画館に行ったら停電で上映が終了してしまうという普通のデートなら終わった後の二人の関係を心配するレベルで最悪でした。
そんな中成幸は気まずくなりお父さんのことを聞くという文乃にとっての”地雷”を踏んでしまうのです。
いつもの文乃回ならファミレス、コンビニでは「文乃さん食い過ぎやベー」「文乃さん買いすぎでしょ!」みたいな状況になり
映画では「文乃さんのポップコーンとメンタルヤバス!」「へー、文乃は映画にも詳しいんだ!」というやり取りになっており、ニヤリングが止まらなかったはずです。ドウシテコウナッタ。
二人にとっての父の背中
今回のようになってしまった原因の一つに成幸と文乃とでは父のイメージが真逆だったことが挙げられます。
成幸にとってのお父さんは尊敬すべき人物
成幸にとっての父は、自分の行き方を決めるきっかけになった尊敬すべき人でした。
生前の父から掛けてもらった言葉「できない気持ちが分かるのは、できなかったやつだけ。」は成幸の座右の銘になっており、彼はその言葉を信じて努力してきました。
そのおかげで成幸は教育係に任命されて、高校入学時から目標にしていた”特別VIP推薦”までもう一歩のところまで進むことができました。
つまり今の成幸が存在するのは、亡き父のおかげなのです!
一方で文乃にとってのお父さんは威圧的な人
これは問.5「高値の天才は[x]に憂う」のワンシーンです。この回は文乃が山岡というチャラ男に付きまとわれた話でした。
この回にて文乃がお父さんのせいで威圧してくる男の人が怖く、そういう人と接すると身がすくんでしまうことを告白しました。
もちろん文乃はお父さんの事を快く思っていません。今回成幸をデートに誘ったのも、久しぶりに家に帰ってきたお父さんと顔を合わせたくなかったからです。
要するに文乃にとってお父さんは会いたくない最悪な人間なのです!成幸と正反対ですね。
このデート終了後の二人
成幸にとっての今回のデート
成幸にとって今回のデートは、台風のおかげで何もかもが上手くいかなかった上に、文乃が一番話したくない”父”の事を聞いて、気まずい思いをさせてしまったので、良くない1日だと思っています。
文乃にとっての今回のデート
一方で文乃にとっての今日は、台風のせいであまり良い日ではありませんでしたが、成幸が身勝手に付き合ってくれたおがげで、父と会うよりかは楽しい一日を送れて良かったと思っているのでしょう。
その証拠に成幸は映画が終わった後成幸は不安そうな表情をしていますが、文乃は雨が上がった後のようなすがすがしい表情をしています。
文乃の不満点
そんな文乃にも不満なことが一点だけありました。それは「デートみたいだな!」という文乃が成幸に言って欲しかった言葉を不本意なタイミングで聞いてしまったことです。
文乃は探偵回のように二人ともワクワクドキドキしている時に不意打ちで「デートみたい」って言って欲しいと思っていました。
にも関わらず、成幸本人は二人とも気まずい時という理想のシュチュエーションと真逆のタイミングで「デートみたい」という言葉を使ってしまいました。
成幸はこのセリフを言う前に「あっ」と言っており、何か大切な事を思い出したような感じでした。きっと気まず過ぎて探偵回のことを思い出したのでしょう。
そのセリフの後の文乃の表情の変化はわからないようになっています。おそらく悲しい表情をしていると思います。
この時の「デートみたい」というセリフが今回の『ぼくたちは勉強ができない』の全てだと思います。
結局文乃のお父さんってどんな人?
これは成幸が文乃の父について訪ねた後のシーンです。「(正体を)言っても絶対信じない」ってどういう意味なのでしょうか?
僕には「自分の父は有名なので正体を言っても信じない」という意味に聞こえます。
それに今回文乃はこの映画館で上映する古い映画を見たことは無かったものの名前だけは知っているような素振りを見せました。
それにホラーシーンを見て、女優さんがノーメイクだと見破っています。文乃は小説のみならず映画にも詳しいことが判明しました。
今回、文乃の父について触れたタイミングで映画ネタをぶっ込んできたという事は、文乃の父は映画関係者だと予想します。
完全に僕の予想なのですが、文乃の父は有名俳優だと考えました。
まとめ
- 二人のにとって父の背中は大きく異なっている
- 文乃の父は謎だらけ
- 今回の「デートみたい」は悲しいセリフ
って感じですね。
今回「デートみたい」のセリフはうまく決まりませんでしたが、次に成幸が同じセリフを言った際には理想のシュチュエーションで完璧に言ってほしいですね!
文乃ルートを通る場合、彼女のお父さんについての問題は絶対に解かなくてはいけないものです。
成幸にはどんな試験の大問題より難しい文乃の家庭問題を解いた後、理想のシュチュエーションで完璧に「デートみたい」という文乃にとっての最高のフレーズを言ってほしいですね!
長文失礼しました。最後までお付き合い頂きありがとうございます!
いや、デートみたいだなって使い方はこれで正しかったと思いますよ。
そのままなら文乃は嫌な1日に成幸を巻き込んじゃったという申し訳ない気持ちで終わるはずが、言葉だけでもデートしてたからってことにしてくれた成幸の気遣いに少し元気になったんですから
文乃が本当にして欲しかった使い方とは少し違いますが、優しい使い方に少し嬉しくなったんだろうなっていうのがあの表情の見えないシーンの行間かなって感じました
コメントありがとうございます!
今回の『ぼく勉』は人によって色々と考え方が違っていたので、正直他のブログを回っていると、僕の意見が間違っているんじゃないかと思いヒヤヒヤしていました。
それにしても文乃も成幸も災難でしたね。
今回の映画デートは最悪な形で終わってしまいましたが、また別の機会に文乃と映画デートする話があると最高です。
なんて言ったて、文乃は映画館で成幸に対してグイグイ攻めていくはずですから。回によって色々な表情が見えるのが古橋文乃という女の子の魅力だと思います!!
今回の文乃はダークな表情を見せてしまいましたが、次回からはいつも通りの感じ戻ってくれると嬉しいですね!
あと、成幸には是非もう一度きちんとしたタイミングで「デートみたい」と言って欲しいです!
何だか最近の文乃っちメインの話は、(良い意味で)しっとりとした感じの話が多いような……ま、コミカルなトコも多々ありますが。(笑)
映画館を出た時の様子からして、唯我君の「デートみたいだな!」にやっぱり救われたんだろうなぁ…と、自分も思いました。
あと、「言っても信じない」父親の事…世間一般での父親像からはかけ離れ過ぎていて、「ホントにそんな父親がいるのか!?」―となるような人物、なのかなぁ…と。
まあ、ありきたりな感想ですが……筒井先生の掌の上、な気もしないでもないですケド…。
文乃っちの父親の件とまふゆセンセのフィギュアスケートの件、どちらもなかなかに闇が深そうなカンジですかねぇ……。
「デートみたい」のセリフ、今後各ヒロインに対しても不用意に使っていったりなんかしてみたりして。 それはないか!(笑)
いつも長文コメントありがとうございます。
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今回の「デートみたい」は人によって意見が別れるので、考察が難しかったですね。確かに文乃は映画館から出た後少しだけ晴れ晴れした気分だったので、成幸に救われたのでしょう。
また、「デートみたい」は文乃にのみ言ってほしいセリフなので、成幸には他のヒロインに使って欲しくないと思いますが、文乃と成幸は恋愛においては師弟関係です。もしかしたら…という可能性も捨てきれないのが不安です。
文乃のお父さんは本当に謎ですね。一巻から伏線が張ってあるのできっとストーリーにも関わってくると思いますがどんな人物かは本当に分かりません。あまり文乃にストレスを与えるようなことはしないでほしいのですが…。闇が深くなりそうですね。