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【ブルーロック】氷織は潔が王になるための鍵を掴めるのか?

『ブルーロック』第233話「鍵」の感想。ネタバレあります。

前回ピッチに立ったことによりユーヴァース戦という自分の立っている戦場の過酷さを理解した氷織。

両親に縛られてサッカーをしていましたが、自分を変えてくれた潔を勝利に導いてこのチームの王にすると言う目標を見つけました。

氷織のサッカーはこれから始まります。

氷織について

メタ・ビジョンを活用

氷織は潔がいつもカイザーにやっているようなパスカットを行い、ユーヴァース側からボールを奪い取ります。

このとき氷織の瞳はメタビを発動している時のものだったので、戦場を俯瞰することによって一番危ないところを予想できたのでしょう。

親の呪縛からの解放

氷織の両親は毒親です。

彼の両親はふたりともアスリートだったものの、自分のやっている種目でナンバーワンになることが出来ませんでした。

自分たちが叶えることができなかったナンバーワンのアスリートになるという夢を、息子である氷織に押しつけているのです。

息子の氷織は両親の夢を叶える為の道具としてしか見られていなく、愛情を持たれることがありませんでした。そのため家にいることがとても辛かったようです。

サッカーも両親に無理矢理押しつけられてやらされているような感じです。

両親の育成の結果、氷織はストライカーとして優れた能力を持っているものの、エゴや主体性が一切なくなってしまいます。

ただ青い監獄で勝ち抜けば両親の顔も見なくていいので、家に帰りたくないという目的でこれまで勝ち抜いてきました。

そのエゴの無さは同じユースチームのメンバーの鳥旅人にもバレており、氷織の過去の回想で指摘されていましたね。

皆様もご存じだと思いますが、どれだけ優れた能力を持っていたとしてもエゴイストではない人間が青い監獄を勝ち抜くのは困難です。彼がここまで勝ち残れたのは本人の努力による要素も大きいと思いますが、それと同じぐらい運による要素も大きいでしょう。

今回のラストにて氷織の首についていた拘束器具が外れていましたね。これはコミックス24巻の表紙にて彼が付けていたものと同じデザインのものになっていますね。

これは潔が自分と同じ夢を見せてくれる期待が両親の拘束を上回った状態になり、親に潰された主体性を取り戻したという事の現れでしょう。

潔が見せてくれた夢>両親が押し付けてきた夢

という感じですね。

潔に抱く思い

潔は世界一のストライカーであるノエル・ノアに憧れてサッカーを始め、自分も世界一になりたいという夢をもって主体的にサッカーに取り組んでいます。

両親はサッカーのことが分からないながらも潔の夢に耳を傾けて、彼の世界一のストライカーになるという夢を応援して優しく見守っています。

  • 潔は親に愛されて主体的に夢を追う
  • 氷織は親に道具として利用され主体性があまりない

このようにまとめると潔と氷織は正反対のように感じます。

  • 相棒をNTRされて狂った玲王
  • 元祖相棒ポジションの蜂楽
  • ネオエゴイストリーグで潔に人生全てベットした黒名

「潔殺す」以外の感情を持っている人を思い返すとこれらの人が該当しますね。思い返してみるとみんな潔に対して抱く感情がかなり重いような気がします。少なくともスポーツマンガの主人公に向けるような思いではありません。

氷織も彼らに劣らないような感情を潔に対して秘めてそうです。

潔の才能

潔くんは世界一のストライカーの資質を秘めている
でもこの舞台で この機会を逃したら
埋もれて消えていくかもしれない
危うい才能…‼

『ブルーロック』第233話「鍵」より

氷織はこのように考えています。

これと同じページにカイザーと馬狼が写っているので、彼らの才能と潔の才能を比較しているのでしょう。

カイザーは新世代世界11傑に選ばれているFW。馬狼はスナッフィーにU20カテゴリーなら世界最高レベルだと評価されています。

確かに潔のストライカーとしての素質は充分高いのですが、カイザーや馬狼と比較してしまうと、どうしても劣っているように見えます。

その上潔は身体能力が低く、ゴール前にボールを持っていく武器が乏しいです。そのようなことを考えると氷織が潔の才能を危うい才能…‼と評価するのも納得できます

特に氷織の場合潔と初めてサッカーをした時、元チームメイトの烏にいじめられる姿をみているから余計ひとりで戦えないという印象が強いのでしょう。

最後に

これから氷織は潔を勝利に導き王にするために自分の才能を使っていくと思います。

潔が王になるためにはユーヴァースの堅い守備を突破するのはもちろんのこと、クソお邪魔してくるカイザーの妨害も突破しないといけません。

カイザーは潔が馬狼のプレーの裏を読んでくると予想しています。

今のユーヴァースは馬狼のプレーが中心になっており、攻撃するにも守備をするにせよ馬狼プレーを読まないといけなくなっているので、ゲームを進めるとどうしてもカイザーの妨害を受けることになりますね。

氷織がどのような知恵をふり絞ってカイザーを出し抜くのかも注目です。

最後までお読みいただきありがとうございました。