この記事には『週刊少年ジャンプ』掲載分の『鬼滅の刃』のネタバレを含みます。
今回にて上弦の弐”童磨”との決戦が終了します。
カナヲはしのぶとカナエというの命を奪った宿敵を倒したことにより、ふたりがくれた「仲間」という大切なものの価値を改めて認識します。
彼女は童磨を倒したことにより、精神的に大きく成長しました!
またカナヲに倒された瞬間に、童磨は自分自身に欠けていた「愛」という「感情」を見出します。
彼が好きになった相手は何と、自分に毒を盛ったしのぶだったのです。
童磨の恋愛感情は歪んでいますが、なぜ彼はしのぶに恋することになったのでしょうか?
しのぶは童磨を憎んでいたため、ふたりがくっつく可能性はゼロなのでご安心を。
それよりもしのぶ様にはカナヲや蜜璃などの女の子とイチャイチャしてもらって、百合百合してもらいたいなぁ。
目次
上弦の弐”童磨”について
カナヲによって討伐される
ついにカナヲによって童磨が討伐されてしまいました。
彼は鬼になる前、人間の頃から感情がありませんでした。
鬼になった人間は生きることに固執する傾向があり、どんなに絶望な状況飲み込まれても生き延びようと必死になっていた奴が多いです。
しかし童磨は他の人とは違い、自分の死を客観的なものとして捉え、どうしようもない事実だと認めています。
彼は感情がないため、自分の死をただを受け入れるしかないのです。
死んだ後に恋を知る
そんな彼は死に際に恋言う感情を知ることになります。
恋と聞くと同じ雑誌に連載されている『ゆらぎ荘の幽奈さん』や『ぼくたちは勉強ができない』のような、ちょっとサービスシーンがありものすごく甘酸っぱくドキドキするような展開を思い浮かべるかもしれません。
確かに本作にも恋愛的な描写はありますが、しのぶと童磨の間柄には甘酸っぱい関係なんて生まれるはずがありません。
まずしのぶは童磨に大好きな姉を殺されており、彼を毛嫌いしているため、死んでも恋仲になる事は無いでしょう。
今回にはしのぶと童磨が会話しているのは心があったんですが、しのぶは童磨に対して暴言ばかり吐きます。
一部の人にはご褒美かもしれませんが、私には童磨の異性のタイプがそのような感じと思いませんね。
それにしのぶ様には年下の面倒をしっかり見る、頼りになるお姉ちゃんとして百合百合しい関係になって欲しいなという個人的な希望もあるので、童磨とはくっついてほしくないですね。
なぜ童磨はしのぶを好きになったのか?
ここで気になるのは、なぜ感情が無かったはずの童磨がしのぶのことを好きになったのかですね。
その理由は作中では具体的に述べていないので、私個人の予想になります。
自分に敵を向けた相手と言う理由で好きになったなんて事はないと思います。
そのような理由で恋をしたのであれば、他の鬼殺隊の隊士にも恋心を抱いていた可能性が高く、しのぶではなくても良いかと思います。
おそらくしのぶが自分を殺すきっかけとなった、とても強い能力を持った女性だったからでしょう。
童磨の鬼としての実力は高く、先に鬼になった猗窩座よりも早く上弦の弍の座に着くことができました。
上弦の鬼のメンバーが100年間変わらなかった事も考えると、童磨が鬼になっているからそんなに苦労していないことがわかります。
少なくとも自分が死ぬような危機は訪れていないはずですね。
そんな彼ですがしのぶと出会い、彼女に毒を盛られた事により死ぬことになってしまいます。
童磨は以上に実力がある鬼である上に、感情を失っているので、自分の死と言うものを実感することができませんでした。
彼が死亡するまで追い詰められたのは、しのぶの毒が効いたからです。
しのぶの毒を食らって初めて死を実感したことに、その感動を与えてくれた彼女に恋心を抱いただけだと思いました。
私は童磨かしのぶに恋した理由は、彼女を通して自分の死を実感したからだと予想しました。
カナヲについて
彼岸朱眼の代償により片目が失明
花の呼吸終ノ型「彼岸朱眼」は自分の目に血流を集中させることにより動体視力を高める技です。
その技を使用することにより童磨の攻撃をたやすくかわすことができるようになるのですが、目と言う繊細な場所に血流を集中させると言う技の特色上、長時間使用すると失明するリスクがあったのです。
今回カナヲは視力を全て失うことはなかったものの、右目の視力をほとんど失ってしまいました。
これ以上を使ってしまった場合、彼女は鬼殺隊の隊士として戦えなくなる上に、因縁の相手である童磨を倒すという目的を達成しています。
これらの要素を踏まえると彼女がこれから「彼岸朱眼」を使う事は無いだろうと思います。
親に売られる
カナヲは幼い頃に暴力を受けていました。家の中で泣いてしまうと親に蹴飛ばされるなどわ暴力を受けてしまいます。
彼女は生まれた頃から誰かと幸せな日々を過ごすことが出来なかったのです。
彼女が優れた動体視力を持つ目を持っていたのは、親から受ける暴力をうまく見てないと、当たりどころが悪くなり自分自身が死んでしまうからです。
またカナエとしのぶに引き取られた当初は、自分の意思を表示することなく、誰中に命令しないと行動することができなく、食事も食べなさいと命令されるまでは絶対に食べませんでした。
そのような過去があるので、彼女は感受性が死んでおり、うまく流涙を流せなくなってしまいました
カナエが童磨によって殺されてしまった時、しのぶなどの親しい人が涙を流していたのに対し、彼女だけは唯一涙を流さなかったのです。
カナヲはそんな辛い過去があったため、初めて自分に優しくしてくれたカナエとしのぶは何よりも大切な特別な存在だったんです。
また彼女の子供を命がけで助けてくれる大切な仲間ができたのは、しのぶとカナエの2人が自分を大切に育てて導いてくれたからでした。
しのぶとカナエという、自分の命よりも大切な人たちの命を奪った童磨を許していなく、絶対に殺したい存在だと思っていました。
そして童磨を討伐したことにより、大切な仲間との絆など2人が自分に与えてくれたものの大切さを再び思い出し、自分自身が1人じゃないということを自覚したのです。
しのぶとカナエはもうこの世にはいなく一生会うことはできません。その上ちゃんとお別れすることもできなく、彼女自身もとても後悔があったでしょう。
ですがこの2人がくれた仲間と言う大切なものの尊さを再び認識して、彼女がどんどん前に進んでいくんです。
カナヲは童磨を倒したことにより、前よりももっと大きく強くなったはずです。これからはしのぶとカナエがいなくても、大切な仲間たちと一緒に困難を乗り越えられるはずです。
カナヲはしのぶとカナエに沢山の愛情をもらったことにより、ふたりが倒せなかった童磨をも討伐できるほどの力を得ました。
これからは自分自身が2人の大愛と愛情と同じ位の愛情を他の人に与えることにより、自分の周りの人を助けて、より強くしていくはずです。
カナヲが大切な人から与えられた愛情を受け継ぎ、他の人にも愛を持って接すると言う使命はこれからもついていきます。
しのぶとカナエとの別れの涙は特別なもの
大切な人との別れは誰でも悲しいものであり、良かったと言うのにはちょっと語弊があるような気がします。
それでも今回カナヲが童磨を倒して、大切な2人に「がんばったね」と褒めてもらったシーンはとても良く、心がジーンとしてしまいました。
その後しのぶとカナエが身に付けていた髪飾りを手に持ち、彼女は号泣するのです。
カナヲにとってこの涙は超特別なものです。
自分の大切な人の尊さなどを実感してな事は当たり前ですが、彼女の場合2人が死んだときには泣くことさえ許されませんでした。
しのぶが死んだときには童磨との戦闘中だったため仕方ないですが、カナエの葬式では自分のトラウマが原因で泣けなかったため、彼女自身にも申し訳ない気持ちと、自身の心の冷たさに絶望してしまい懺悔の念を感じた思います。
しかし今回涙を流したことにより、過去に暴力を受けたトラウマなどを完全に払拭することが出来ました。
その上に2人が死んでしまったときに流すなかった涙を流したことにより、長い間彼女自身を苦しめた後悔などが洗い流され、過去を振り返らず明るい未来だけを求められるようになったんです。
カナヲがしのぶとカナエと出会った時のエピソードはコミックス7巻に載っています。
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カナヲも童磨みたいになっていたのかもしれない?
幼い頃のカナヲと童磨には、感情がないという共通点があります。
- 愛情に触れて感情を取り戻したカナヲ
- 感情を取り戻せなかった童磨
カナヲはしのぶとカナエの優しさに触れることで、徐々に感情を取り戻していきましたが、童磨にはそんな機会がなく死ぬまでずっと感情を失ったままでした。
もしかしたらカナヲがしのぶとカナエと出会っていなく、鬼になってしまった場合は、童磨のような外道になっていたのかもしれません。
鬼が不死の力を手に入れる条件はなんだ?
今回上弦の弐”童磨”が欲しいと思って手に入れられなかった不死の力。
作中では鬼舞辻無惨が持っているほか、上弦の参”猗窩座”も死に際に手に入りそうになりました。
その力を手に入れるためには何かしらの条件があるとは思いますが、その条件が何なのか見当がつきません。
それ以前に鬼舞辻無惨と猗窩座には共通点があまりないので、二人の関係から不死になる条件を予想するのは難しいかと思います。少なくとも私にはできない。
鬼舞辻無惨 は猗窩座が女性と子供を食べないことを黙認しており、彼だけ特別扱いしていました。
おそらくは鬼舞辻無惨は、猗窩座が自分と同じく不死になる可能性があるのではないかと思ったのが理由だと思うのですが、その根拠となるシーンがわかりません。
ただ単純に強いという理由だけだった場合、上弦の壱”黒死牟”や童磨も優遇しないといけなくなり、鬼舞辻無惨が猗窩座が女性と子供を食べないのを見過ごす理由にはならない。
なので不死と戦闘力はあまり関係ないと予想できます。
猗窩座の意志の強さというのも理由に挙がりそうです。上弦の陸の妓夫太郎が妹の堕姫を守るためだけに生きていたのにも関わらず死んでしまったことを考慮すると、不死になる理由には繋がりません。
やはり鬼舞辻無惨のような能力を得るためには、彼が平安時代に医者によって服用された薬を飲むぐらいしかないのでしょうか?
不死の力を得るための条件とは何だったのか気になりますね。
最後に
上弦の弐”童磨”との因縁にひとまず終止符がうたれましたね。
ジャンプの巻末の予告によると、次なる相手は上弦の肆”琵琶鬼 鳴女”になるようです。
彼女は弦楽器を鳴らすことで、人間や鬼を転移させる力があります。
鬼舞辻無惨が十二鬼月を呼び出してパワハラ会議を行う際には、鬼たちを呼び寄せるために彼女の能力が使われる時がほとんど。
最近になって十二鬼月になったばかりなので、童磨ほどの実力はないと思いますが、油断はできない相手であることには変わりありません。
琵琶鬼 鳴女とのバトルも楽しみですね。
この4000文字近い記事で何が伝えたかったかと言いますと、しのぶ様には生きてもらいもっといろいろな女の子と百合百合しい関係になってもらいたいなという個人的な希望でした!
以上!
一緒にチェック!
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「なぜ堂磨がしのぶを好きになっなのか」の「なっなのか」って
「なったのか」じゃないんですか?
コメントありがとうございます!
見出しの箇所ですね。修正しました。
ありがとうございます!