『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』第149話「彼の名は。リターンズ(後半戦)」の感想。ネタバレありです。
前回結局胡桃の中に入っていたのは育でしたね。
私は分からなかった。皆様は分かりましたか?
こんなにたくさんのキャラクターが一斉に入れ替わったら、本当に元の体に戻れるのか不安になってきます。
本作は初回から、ヒロインを幸せにしないとなんやかんや悪いことが起きて死に至ることが説明されています。
超シリアスなラブコメなので、まさかギャグ漫画みたいに次回何事も無かったかのように元に戻ることはないと思います。
はたして恋太郎ファミリーの明日はどのようになってしまうのでしょうか?
胡桃の中身のヒントは与えられていた
一人称が「僕」というヒントが与えられていました。恋太郎ファミリーの中では育か詩人しか該当しません。恋太郎も基本的に一人称は僕ではありませんからね。
肉体が育であろうと胡桃であろうと、臀部に蹴りを加えるアクションシーン?はとてもインパクトがありました。
また赤く腫れた臀部を直接描いたコマもありましたが、ここまで有り難みのない臀部を写したコマはあまり無いです。
そういえば漫画って最初の数ページで読者の心を掴まなければ最後まできっちり読んでもらえないと聞いたことがあります。
詩人は恋太郎と同じく内面を知れば知るほど「おもしれぇ奴だな」と言いたくなるようなキャラクターです。
落ち着いた雰囲気を持つ吟遊詩人的な中二病キャラ。
少し読んだだけでは印象を掴みにくいのですが、内面を知れば知るほど彼女の持つ面白さが肉体に染みついてきますね。
あと私のイメージする中二病キャラは詩人の持つ世界観と真逆の、某新世界の神さんみたいなのを想像するので、イメージの相違などを感じて個人的におもしれぇと思いながらページをめくっています。
本作の場合は149話も連載しており本誌の内容までチェックしている人は愛城恋太郎という男に教育されており、たとえ掴みがあまり良くなくても最後まで読むと思います。
愛城恋太郎は他に例を挙げることが出来ないおもしれぇ男なので、こいつがいればなんやかんやでおもしれぇ展開になるということはもう周知の事実だと思います。
『キングダム』や【推しの子】など他作品のファンが偶然ページをめくることを考えると、絵面的にインパクトがあるほうが良いと言う感じでしょう。
というか自分が暴力受けて喜んでいる表情を見せられるのはかなり尊厳破壊だと思うのですが……まあ本人達が納得できるのであればOKです。
とりあえず育は体が戻ってから育に対して、焼肉でもハンバーガーでもなんでも奢った方がいいと思います。
恋太郎の体も誰かに乗っ取られないかなぁ……
この入れ替わりネタの目的が恋太郎の倦怠期の防止なので、恋太郎本人の肉体が誰かに乗っ取られることはコンセプト的にあり得ないと思います。
ですけど恋太郎がヒロインのだれかに肉体を乗っ取られて何かされるのは、想像しただけで面白いことになりそう。
そういえば確か恋太郎って赤ちゃんにもなっていないですよね。
何も知らない人からすると「あの愛城恋太郎といえど男子高校生がいきなり赤ちゃんになるなんてあり得ない。騎士華みたいにママ愛を求めているだけなのでは?」と思うかもしれないです。
ですが恋太郎の彼女たちはコミックス4巻収録の第28話「みんな昔ベイビーだった」と10巻収録の第84話「みんな昔ベイビーだったリターンズ」にて赤ちゃんになっています。
なんかヒロインが赤ちゃんになるなんて……本作はヒロインを幸せにしないと亡くなってしまうという死と隣り合わせのシリアス()な作品のはずなのに……ちょっとおかしいですねぇ。
書いていて思ったのですが実際何が起こったのか良い感じに説明できません。電子書籍リーダーを開くなり、本棚からコミックスを取り出すなりして読み返してください。
第28話の方は花園親子の関係性が、第84話の方はママになることが出来ない恋太郎の気持ちが掘り下げられています。
彼女達とキスをしてこの話終了
もしかしたら唐音と羽香里が……
逆だったかもしれねぇ……
今回の話の最後のページを見てもらったら分かるように、唐音と羽香里は明らかに体と中身が逆であり正常に戻り切っていませんでした。
ヤバイよヤバイよヤバイよヤバイよ
ヤバイ!!ヤバイって‼︎本当にヤバイよこれはヤバイ
よく見ると他のヒロイン達も正常な肉体に戻ってなっていませんね。
確か1番最初に入れ替わった時には、みんなと1回だけキスをすれば元に戻っていました。
それを戻すためにラブコメ界の令和の怪物はどんなことをしたのでしょうか。
愛城恋太郎はヒロイン達と一万回キスをしたのです。
一万回キスをする……良い答えを得た。
恋太郎が累計一万回したのか、ヒロインひとりあたり一万回したのかはわかりませんが。とにかくすごい。
よく考えたんですけど、偶然少ない回数で自分自身の体に精神が戻るという可能性があるじゃないですか。
そうしたらその子だけキスする回数が少なく損する可能性が高いですね。あくまで私の推測でしかないのですが、元に戻ったとしても再びチューしていたと思います。
一万回キスをして元に戻ったという納得した理由があれば「本作はヒロインに不幸なことが起きるシリアスなラブコメなので…」とか馬鹿げたことを言っているふざけ散らかしたオタクも納得するでしょう。
大体本作はコメディ色が強いラブコメですし、そもそも愛城恋太郎という男がいれば不幸になるヒロインなんて絶対に出てきませんし。
最後に
今回は『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』第149話「彼の名は。リターンズ(後半戦)」の感想を軽くまとめてみました。
本作はネタの再利用システムを採用しているので、この回と赤ちゃんになる回とポッキーゲームの回は定期的に見ることが出来ると思います。
またその頃には新しい彼女も登場していると思いますし、恋太郎もさらに面白くて頼り甲斐のある素晴しい男になっているでしょう。
今回とはまた違った感じの面白さになっているでしょう。
個人的なメモみたいな感じになっていましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。