『NARUTO』の岸本先生の最新作がジャンプに連載されることになりました!イエーイ!
わたしは小さい頃に螺旋丸や千鳥などの必殺技を練習していたぐらいに『NARUTO』が好きです。
ナルトとサスケの対決を見て「つながり」とは何なのか?だとか真剣に考えた覚えがあります。
『NARUTO』は深いメッセージ性のある神漫画なのです。
そんな『NARUTO』ファンのわたしにとって、本作は始まる前から期待大でした。
『サムライ8八丸伝』の軽いあらすじ
侍とSFが融合した近未来アクション漫画。『銀魂』とか言ってはいけない。
主人公の八丸は体が弱い為に、小さい頃から機械に繋がれた状態での生活を強いられていました。
なので侍になって、外の世界を自由に歩きたいという夢を持つようになります。
そんな彼の前に、父の命を狙う悪い侍が現れました。その襲撃により八丸と父は命の危険にさらされるものの、八丸が侍として覚醒することで、命を取り留めます。
ジャンプにてこれからの世代を担う、侍SF冒険劇が始まろうとしているのです。
『サムライ8八丸伝』の感想
ストーリーは先が見えなくて面白い
誰でも上記のような軽いあらすじをしっかりと理解しながら、作中で明かされていない謎も散りばめられており、面白かったです。
基本的な設定がシンプルでありきちんと理解できるので、作中の描写を理解できないなんてことはありませんでした。そのおかげで純粋に作品の世界観に没頭することができましたね。
最近では設定が複雑な漫画もありますが、それらの設定を全て理解するのは大変ですし、つまらないと感じてしまう人もいると思います。
本作の設定はそこまで難しくはなく、最低限理解できるレベルだったので、そのような心配はありません。
謎を散りばめる加減が上手
先ほど書いた事と矛盾していますが、作中で意味不明な「謎」がほどよく散りばめられており、作品を読み進める好奇心が刺激されました。
その謎というのが程よい加減であり、多すぎると設定を理解できない読者が多くなり、読むのをやめてしまう人も出てきてしまいます。
逆に少ないと作品を読み進める行動力が削がれてしまい、途中で興味を失ってしまう人が続出してしまいます。
「謎」を散りばめる量やタイミングや適切。分かりやすい設定と刺激的な「謎」を両立させていたのは、読んでいてすごいなと思いました。
ここら辺はベテラン作家の岸本先生が程よい加減を理解しており、今まで『NARUTO』で培ったストーリーを作るテクニックを落とし込んだからなのでは、と考えています。
作画の大久保彰先生を岸本先生と比較してしまうと…
ここまで作品のストーリーを考えている『NARUTO』の岸本先生のテクニックを絶賛しましたが、作画の大久保彰先生の技術はどうなのでしょうか?
わたしは悪くはないと思いましたが、比較対象が岸本先生なので、どうしても劣っていると見えてしまいます。
ここら辺は『NARUTO』ファンなら仕方がないとしか言いようがありません。なんといっても岸本先生はマンガ界でトップクラスの画力を持っている上に、演出面でも相当こだわる作家なので。
バトルシーンは上手だった
バトルシーンは武器など、物を書きすぎていて分かりにくいような箇所もあったものの、上手な絵で大迫力に表現されていたので良かったです。
バトルマンガの肝といえばバトルシーンですからね。
バトルマンガを読んでるな、と感じる瞬間は大迫力のバトルシーンを見ている瞬間じゃないですか。
本作ではバトルシーンをコマをふんだんに使用して大迫力で表現していたので、バトルシーンも迫力満載で「バトルマンガを読んでいるんだな!」という嬉しい気持ちになれます。
先ほどバトルの絵に欠点があると言いましたが、おそらく週刊連載をする事でマンガを書くのが上手くなると思うので、さらに迫力があるバトルシーンになることが約束されています。
『サムライ8八丸伝』は岸本先生のストーリーのみならず、大久保彰先生の描くバトルシーンも注目です。
最後に
今回は大久保彰先生と岸本斉史先生の新連載『サムライ8八丸伝』の感想について軽くまとめてみました。
岸本先生の描くストーリーは、シンプルな設定と作品を引き立てる「謎」の塩梅が絶妙であり、とても魅力的でした。
連載が進むにつれて「逆だったかもしんねェ」や「犠牲になったのだ…」級の名言も登場するかもしれませんね。
大久保先生は岸本先生と比較すると劣ってしまう印象がありますが、迫力があるバトルシーンを描いていたので、良かったと思います。
これから八丸はどのような冒険を繰り広げて、どのように成長するのでしょうか?『サムライ8八丸伝』は大注目の作品です。よければぜひチェックしてみてください!