この記事には『ブルーロック』第234話「演出家」のネタバレがあります。
今回は氷織と潔の化学反応が見れましたね。
このふたりが連携している姿を見るとU20戦にて初めてチームを組んだときのことを思い出しますね。
ふたりともあのときよりもプレーの練度が上がっており、その時ではできなかったメタ・ビジョンを使用した高度な連携をします。
メタ・ビジョンを使えるプレイヤー同士の連携は見ていてとても気持ちが良いと思いました。
なぜ潔は守備の穴を見つけられなかったのか
氷織は潔がメタ・ビジョンで捉えられなかった守備の穴を塞ぐことによってボールを奪ってくれました。
ではなぜ潔はこの守備の穴を見つけられなかったのでしょうか?
話がちょっとそれますが二子がこの試合にてメタ・ビジョンを使用した時、新しい目の使い方に慣れておらず雷市にボールを取られてしまった時があったじゃないですか。
コミックス25巻収録の第219話「超連鎖活動」でのプレーです。
あのとき二子はメタ・ビジョンに慣れていないのにも関わらずプレーの先読みに集中し過ぎたため、首を振って周りを確認しなかったので近くにポジショニングしていた
雷市の存在を認識できませんでした。そのせいで敵チームからボールを奪うのに失敗しています。
今回潔もこの時の二子と同じような状況になっており、ロレンツィオを注視するあまりその他の守備の穴を見落としていたのだと思います。
氷織の演出家と書いてパサーとしてのエゴ
氷織は潔の「宿敵を喰う能力」をとても高く評価しています。潔が敵を喰いまくって成長する姿に感銘を受けて新しい自分へ生まれ変わることを決めました。
U20戦ではもうすでにパサーとして目覚めていたので、潔と出会った適正試験によりこのプレースタイルに目覚めたのでしょう。
このパスを出す為には高度なパススキルと天才的な頭脳、そして潔に対する強い思いがないとできません。
今回のパスは間違いなく氷織にしか出来ないものでした。これこそが氷織✖︎潔の化学反応です。
潔とカイザーと高度()な連携
へぇ……これが噂の超次元サッカーかぁ……まるでイナズマイレブンみたいだなぁ……。
初めて見た人はふたりの仲が良いと勘違いしてしまうかもしれません。
実際には潔とカイザーは非常に仲が悪く、チーム内で敵対関係にあります。
そのため潔たちバスタード・ミュンヘンでは基本的に潔陣営とカイザー陣営に分かれており、まるで敵チームであるかのようにボールを奪い合っています。
中には†ヒーロー†こと國神のように孤立している人もいますが、対して大きな成果を挙げられていません。
ネオエゴイストリーグ編は、このチーム内での内ゲバっぷりが面白いのですが、たまにチーム一丸となって協力したほうがいいのにと考えてしまいます。
ふたりで同時にシュートを打つと威力が上がるのが二次元におけるスポーツの常識ですが、カイザーと潔の場合その常識は当て嵌まらないようでした。
2人が同時に撃ったシュートは馬浪のディフェンスによって阻まれてしまい、得点することができませんでした。
このシュートは最高に仲が悪いと言う2人の関係性が現れたようなものでしたね。
左足ダイレクトシュートって便利だな
今回潔は氷織からもらったパスを右足でドロップする事で、フェイクを発動して左足でシュートに持ち込むと言うことをしました。
この一連のプレイを見て、左端のダイレクトシュートは非常に便利だなと感じました。
まず左足ダイレクトシュートのメリットは、右足ではシュートできないような状況に追い込まれても得点まで持っていけると言う事ですねり
作中でも潔はネスに右足のダイレクトシュートを妨害されても、体制を持ち直し、左足で打つことによって得点を成功させていました。
潔のユーヴァース戦初のゴールであり、このネオエゴイストリーグでも初のゴールなので、印象に残っている人も多いのかと思います。
それに加えてあえて右脚で撃たず左に持ち替えることで、まるで凪の2段式フェイボレーのようなこともでき、相手の守備はキーパーの意識を逸らすことも可能。
- 右足でシュートを打つない場面でもシュートできるようになる
- フェイントしやすくなる
大きく上記のようなメリットが挙げられます。
右足で打つよりも精度が安定しないというデメリットもありますが、それを考慮しても左足というサブウエポンは得点を決める決定打となり得るのでとても便利な能力だと感じます。
左足ダイレクトシュートはとても強いですね。(語彙力)
最後に
潔と氷織が高度に連携したとしても、今回得点を決めるに至りませんでした。
ワールドクラスに安定して勝つには少し足りないという感じです。
彼らに一体何が足りないのでしょうか?全く分かりませんね。
試合は続いているため、思考にのめり込み過ぎるとカイザーや馬浪にゴールを奪われてしまいます。ふたりはその足りない要素を早く見つける必要があります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。