文化祭編の二乃編がおそらく終わってしまいました。
なんか、いい話でしたね。
もともと二乃と彼女の父であるマルオは仲があんまりよくはありませんでした。
その理由というのが、マルオが娘たちと関わるのを避けていたからなんですよね。
今回にてマルオの過去がある程度判明します。それにより
- なぜ娘を避けるのか
- また婚約者である零奈との関係はどんなのだったのか
についての情報が明るみになりました。
その描写を見てみると「なるほど」と思わずにはいられなくなりますね。
マルオ…あんたも大変だったんだな…。
マルオについて
我々のマルオへの印象
マルオの最初のイメージといえば「ラスボス候補」という表現がしっくりくると思います。
本作初期での彼は、五月の電話でしかセリフがなく、何もかもが一切不明な謎の男でした。
判明していることといえば、お金を持っていること、上杉父と何かしらの関係があったことの2点ぐらいでしょう。
なので私は当初、マルオこそが『五等分の花嫁』のラスボスになるのではないかと考えていましたね。
結局その予想は外れてしまいましたが。そもそもラブコメにおけるラスボスって存在しないような気がします。
もしラスボスというものが存在するのであれば、ヒロインの強豪相手であるサブヒロインであるわけですしw
話は逸れましたが、マルオについて戻していきましょう。
今回の話を読んだ人ならわかると思いますが、マルオは実は二乃たちのことを大切に思っていました。
しかし自分の好きな人であり姉妹の母でもある零奈を失った悲しみから、娘たちとどのように接すれば良いのかが分からなくなってしまっただけなのです。
マルオは決して外道な男ではなく、誰にでも優しい良い人間だったのですね。
彼が今回文化祭の会場から出ていった理由は、自分の病院の患者から呼び出しがあったからでした。
休日を潰して仕事をするなんて偉すぎます!
彼は社畜ではなく病院のオーナー。なのでこの時の呼び出しも断ろうと思えば断れたはずです。
それにもかかわらず出勤したのは、医者という仕事に誇りを持っており、患者さんと真摯に向き合いたいという彼の思いがあったからでしょう。
マルオさん、偉すぎますわ。
普通の人間だったら休みたいのに仕事をするなんて偉すぎます。私だったら絶対に休みます。働きたくないでござる。
このように患者と真摯に向き合えるのも、マルオが誰に対しても優しくなれるような良い人格の持ち主だったからでしょう。
マルオと姉妹の母・零奈との関係
ここでようやくマルオと姉妹たちの母・零奈との詳しい関係が判明します。
なんと零奈はマルオの高校時代の教師であったのです。
教員と生徒が恋愛し、やがて結婚する。まるでラブコメ漫画みたいじゃないですか???
二人はただの生徒と教師という関係ではありません。
なんと…
マルオは零奈のファンクラブの会長も務めるほどに愛していました!
そういえば五月の家庭教師のバイト先の下田さんが初登場した時に、零奈にはファンクラブができるほど人気がある教師だと聞いていましたが…
まさかそのリーダーをマルオが務めていたなんて予想できる人間はいなかったでしょう!
ということはマルオと上杉父、そして下田さんは同年代という感じでしょうか?
よく見たらコミックス7巻に若き日の上杉父らしき人間もいましたね。
下田さんと上杉父は7巻を見る感じでは結構仲が良さげでした。
下田さんと上杉父の二人はお互いのことをどのように思っていたのか気になりますね。
と言っても下田さんは零奈に惚れかかっていたことと「学校全ての男子はメロメロ」だったことから、この二人が恋仲になったことはなさそうです。
パンケーキの味はどんなだっらのだろうか?
零奈が娘たちに最後に振舞った料理はパンケーキであり、その評判は非常に良いものだったようです。
そういえばマルオは二乃にパンケーキをご馳走したことがあったようでしたね。
そのきっかけになったのは、マルオが零奈から娘たちとパンケーキの最後の思い出を聞いたからでした。
マルオはパンケーキを自分で作ってご馳走したかったと思いますが、自分は不器用なので料理ができなく、仕方がなく二乃を外に連れ出したのでしょう。
マルオにとってパンケーキは悲しい過去を連想させるものなのですね。
三玖がパンケーキを作れるようになったのは、アルバイトをして自分の将来の目標を見つけたという理由が大きいです。
二乃が料理が上手になったきっかけは、マルオと一緒に食べたパンケーキの味が忘れられなく、その味を再現して家族で一緒に食べるためでした。
三玖も二乃も母親が亡くなるという悲しい思い出と向き合い、それを乗り越えて自分が描く未来へ向かい進んでいます。
そういう娘たちの成長を感じたから、マルオはパンケーキを食べて感慨深いような思いになったはずです。
五つ子の実の父はいまだに謎が多い人物
- 今回の二乃の文化祭
- 四葉の過去編
これまで姉妹の母である零奈に関しての情報はかなり出てきましたね。
まとめるとこんな感じでしょうか?
零奈は生徒から尊敬を集める教師であり、ファンクラブも出来ていた。
マルオはそのファンクラブのリーダーを務めていた。
零奈の旧姓はなんだったのだろうか?
零奈、結婚?
娘たちが生まれる?
旦那はどんな相手だったのかは不明。
旦那が消える。
離婚したのか、それとも病死したのかは不明。
零奈死亡。
5人を大切に思って育てていた。
五つ子姉妹がマルオに引き取られる
少なくともマルオと上杉父が高校生の頃と、姉妹たちの小学校高学年ぐらいの頃に関していえば特に目立った謎はないでしょう。
問題はマルオと上杉父が卒業した後の時期です。
おそらくはこの時期に姉妹たちの実の父と結婚し、妊娠したのだと思います。
作中では零奈に関しての思い出エピソードが多く出ているのにも関わらず、彼女が結婚してからのエピソードが全く出てきていません。
- マルオ→医大生なので勉強で忙しい
- 上杉父→奥さんがパン屋を経営して忙しかったと思われる
マルオと上杉父という零奈と関わり深い二人がとても忙しい時期だったと思われ、この時に零奈とあっていない可能性が高そうですね。
上杉父の奥さんに関してはまだ情報があまりないのですが、パン屋を経営していたようでかなり忙しかったと思います。
もちろん上杉父もお手伝いをしていたので、暇ではなかったはずです。
マルオは医大生ですし、医師の免許を取るために研修やら勉強をしないといけなく、今以上に忙しかったと思います。
二人はこの時の零奈に関しての情報が手に入れられないような状態だったはずです。
そんなわけでマルオと上杉父は五つ子姉妹の実の父に関しては、全く面識がない、もしくはあまり深い関わりがなかったのだと思われます。
なので子供達に姉妹の実の父について語れと言われたって、難しいでしょう。
はたして五つ子姉妹の実の父は生きているのでしょうか?それとも死んでいるのでしょうか?
生きていたとしたらこれまで登場しなかったのは不自然ですし、死んでいたとしたらマルオがそのことについて全く触れないのが不自然に感じます。
マルオは医者である上に地域住民とのコネもあるコネコネの実の能力者です。
五つ子姉妹たちが中学に上がる際には、その能力を使い名門学校である黒薔薇女子に入学させました。
彼のネットワークは教育界にまで浸透していることを考えると、本職である病院や病気に関しての情報もすぐ手に入るでしょう。
もし姉妹の実の父が病死したのであれば、絶対にその情報はマルオの耳に入るはずです。
零奈は病気によって亡くなっています。
もし五つ子姉妹の実の父も病気かで亡くなっていたとしたら、マルオが二乃たちにそのことについて語らないのはかなり不自然かと。
やはり五つ子姉妹の実の父は生きているとしか考えられませんね。
五つ子姉妹の実の父について触れられる時が来るのであれば、それは本人が娘たちの前に再び姿を現した時以外に考えられません。
と言いましても、五つ子姉妹の実の父が生きていたとしたら、妻と娘5人を見捨てたクズなので、風太郎たちの幸せを壊す敵として登場するはずです。
もし作中に登場したのであれば、風太郎の恋路を阻む過去最大の敵として登場することになるでしょう。
二乃と風太郎がついにキッス!
そして今回の最後、ついに二乃と風太郎がキッスをしました!
いえーい!やったね☆二乃ちゃんの大勝利!
なんやかんやで風太郎を家庭教師として雇ったのはマルオでした。
なのでマルオのテリトリーである病院で二乃ちゃんがキッスをするのは当然の流れ!
(書いていることがめちゃくちゃだ…)
ということでこの調子で二乃ちゃんエンドに突き進んでいくのかしら?
すっごーい長かった二乃ちゃんの恋もこれで実りますね!やったー!全マガジンの読者が歓喜したでしょう!
そういえは二乃は攻める時はぐいぐい攻めますが、肝心なところで攻めきれないという欠点がありました。
優秀な攻撃力を持ったヒロインですが、詰めが甘い。
そのことを考慮すると、ラッキーキス未遂からの自発的なキッスは超勇気が必要な行動だったはずです!
中野二乃氏の勇姿を讃えよ!礼!
と言いましてもまだ二乃エンドになると確定していないとは言ってはいけない。
〜〜〜
ラブコメにおいて誰エンドになるのかは、今後主人公がどのような人間になりたいのかを示しています。
- 一花編:長男として家族を支え続ける自分
- 二乃編:家族の一員として相手のことを理解できる自分
文化祭編の流れから予想すると、こんな感じでしょうか。
彼が将来どのような人間になりたいのかを予想してみると、本作が誰エンドになるかが見えてくるかもしれませんね。
他のヒロインだとこんな感じになると予想します。
- 三玖編:夢に向かって努力できる自分
- 四葉編:自分の過去を見つめ直し、他の人の努力を認められる自分
- 五月編:(分からない)
五月編がどのような展開になるか分からないという理由は、彼女が風太郎に惚れていないからです。
なので五月が風太郎にキッスをするビジョンが見えてきません…。
おそらく文化祭の五月編は、彼女が零奈と名乗り生徒手帳の写真の女の子のふりをした理由などを説明する、ミステリー小説の謎解き編みたいな内容になると思います。
五月自身、零奈という偽名を使い風太郎に接することに罪悪感を感じています。
なのでどこかのタイミングで自分自身の正体をバラしたいと考えているに違いありません。
そのタイミングはヒロインたちが次々とキッスをする文化祭編以外ないでしょう。
そう考えると、本物の生徒手帳の写真の女の子である四葉編は、とんでもないほど面白いものになりそうな予感しかしない。
ここまで書くと四葉エンドの可能性が高そうに思えますね。
ですが風太郎は過去の京都の思い出よりも、現在の五つ子姉妹と一緒に過ごす時間を大切にするという決心をしました。
四葉エンドになるということは、過去の思い出を大切にする、五つ子姉妹と出会う前の風太郎に戻るということでもあります。
要するに四葉エンドになるかどうかはまだ分かりません。
誰エンドになるんでしょうね。誰か教えてください。
最後に
- マルオと二乃が和解してよかった
- 二乃ちゃんと風太郎がキッスだ!いぇーい!
- 五つ子姉妹の実の父は謎が多い
- 五つ子姉妹たちの実の父と零奈の関係性
- 実の父はマルオ、および上杉父と面識があったのか
- 零奈および、実の父の旧姓
- 二乃エンドになるのかどうか
- 文化祭編:五月の展開について